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「出挙」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.11.12
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今回ご紹介する言葉は「出挙」。

「出」は小学1年生、「挙」は小学4年生で習う漢字です。どちらも多くの方が知っていると思いますが、組み合わせると読み方に悩んでしまいますよね。

今回は3文字で読み方を考えてみてください。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「出挙」の読み方!

では、早速「出挙」の読み方を発表します。

「しゅっきょ」とも読みますが、3文字を超えているので今回は別の読み方を考えてみてください。もちろん「でるきょ」でもありませんよ。

ノーヒントだと難しいと思いますので、ここでいくつかヒントを出しましょう。

「出」の読み方は「出納」と同じです。「挙」は「か行」のどれかが当てはまります。

読み仮名は全部で3文字ですよ。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「すいこ」でした!

「出挙」の豆知識

「出納(すいとう)」は以前にTRILLニュースで出題したことがあるため、ご存知の方もいらっしゃったかもしれません。

では、「出挙(すいこ)」とはどういう意味なのでしょうか。

「出挙」とは、古くに行なわれていた貸付の一つです。ほかに「しゅっこ」や「すいきょ」とも読みます。

国や個人が農民へ稲などを貸し付けて、5割ほどの利息を付けて返還させていました。

個人が貸し付ける場合は利息で10割負担のこともあったとか。

奈良時代にはこの貸付が強制となり、今で言う税金と同じ扱いになっていたそうです。

ところで「出」の漢字がどのような成り立ちで作られたかご存知ですか?

実は足跡からできた象形文字なのです。地面に残った足跡の後ろに線をたすことで作られました。

昔は旅を始める前に足跡を強く残して、安全を祈る儀式があったのではないかといわれています。

まとめ

いかがでしたか?

「出挙」は「すいこ」と読みます。

現代の生活ではあまり見かけることがない言葉ですが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!

参考文献:旺文社日本史事典 三訂版(旺文社)、常用字解[第二版]