今回ご紹介する難読漢字は「扠」です。
見かける機会があまりなく、どう読んでいいか分からない方が多いかもしれませんね。
しかし、実はみなさんも日常でよく使っているはずの言葉ですよ。
なんと読むのか、ぜひお考えください!
「扠」の読み方!
日常でよく使っている言葉とはいえ、この漢字で表記されているところを見かける機会はなかなかないかもしれません。読み方の見当がつかず、お困りの方も多いかと思います。
それでは、ここでヒント!
「扠」の読み仮名は2文字です。文頭に付けて、話題を変える時などに使われていますよ。
…なんとなく、答えが分かった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それでは、正解を発表します。
正解は「さて」でした!
「扠」について
「さてってこう書くのか」と驚いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
平仮名で書く機会がほとんどということもあり、ご存知の方はかなり少なかったかもしれませんね。
なお、意味は以下の通りとなっています。
さ‐て《副詞「さ」+接続助詞「て」から》[接](「扨」「扠」「偖」とも書く。「扨」は国字)
1 一つの話が終わって、新しい話題に移るときに用いる。ところで。一方。
2 前述の事柄を受けて、あとに続けるときに用いる。そうして。それから。
3 前述の事柄に反するような事実を述べるときに用いる。しかし。ところが。
[感]
1 次の行動に移るとき、自問したり相手に呼びかけたりする語。さあ。まあ。
2 深く感心する気持ちを表す語。はてさて。なんとまあ。
3 文末に置いて、自分の発言内容を確認したり強調したりする語。まあ。
[副]
1 前に述べた事柄を認容・放置するさま。そういう状態で。そのままに。
2 (「さての」の形で)そのほかの。それ以外の。
出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
日頃から無意識のうちに使い分けている意味もありますが、その反面ご存じなかった意味も多いのではないでしょうか。話題を変えるだけではなく、さまざまな場面で使うことができる言葉ですよ。
また、引用にもある通り「さて」は「扠」以外に「扨」「偖」と書くこともできます。上記の意味と併せて、こちらもこの機会に覚えておいてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
「扠」は「さて」と読みます。
「扠」のように、日常でよく使う言葉の中には、意外な漢字表記をするものがまだまだたくさんあるんです。今後もご紹介させていただきますね!