「酒」には様々な種類がありますよね。ビールやウイスキー、ウォッカなど…みなさんも、お気に入りのものがあると思います。
さて今回は、「酒」に関する難読漢字から「黒酒」をご紹介。はたして、なんと読むのでしょうか?
「黒酒」の読み方!
「くろさけ」と読みたくなった方も多いはず。しかし…残念ながら、「黒酒」にそのような読み方はないんです!
「そうなると…色が黒いし、くろビールって読むの?」と、ちょっとひねりを加えてみたかもしれません。しかし、こちらも不正解。ちなみに、読み仮名は3文字となっています。
「くろ○」と読むため、鍵になるのは「酒」の読み方になりそうです。「御神酒」を読める方ならば、きっとこちらもわかるはず…!
それでは、正解を発表します。
正解は「くろき」でした!
「黒酒」について
「御神酒」は「おみき」と読みます。こちらは「大御酒」と書くこともできますよ。「なんとなく聞いたことがあるような?」そのような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに「黒酒(くろき)」ではなく「白酒(しろき)」もあります。それでは、どのような特徴を持っているのか、辞書で確認してみましょう。
〘名〙 (「き」は酒(さけ)の古名) 黒い色をした酒。黒御酒(くろみき)。新嘗祭(にいなめさい)、大嘗祭(だいじょうさい)などに供える。延喜式には、特につくった醴酒(あまざけ)を二等分し、くさぎ(常山または恒山と書く)の焼灰を入れたものを黒酒といい、入れない方を白酒(しろき)というとある。室町時代には醴酒を白酒とし、これに黒ごまの粉を入れたものを用いた。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
「黒酒」と「白酒」の違いは「くさぎの焼灰」が入っているかにあったみたいです。
また、後世には「黒ごまの粉」を入れていたのだそう。「醴酒(あまざけ)」に「黒ごまの粉」…なんだかちょっと手の込んだドリンクのようで、ちょっとおいしそうに思ってしまったのは筆者だけでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
「黒酒」は「くろき」と読みます。
ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!
※お酒は20歳を過ぎてから。