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「ふおつ」でないなら何と読む?意味まで知ってたらすごい【難読漢字】を解説!

  • 2023.4.14
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「不」も「乙」も、どちらも比較的簡単に読める漢字ですよね。

しかし、実はこれらを組み合わせた「不乙」という言葉があることはご存知でしょうか。

今回みなさんには、こちらの読み方を当てていただきます。

さて、いったいなんと読むのでしょうか…?

「不乙」の読み方!

おそらく多くの方が、はじめは「ふおつ」と読まれたかと思います。

しかし…残念ながら不正解! それを聞いて「え!?」と驚かれた方も多いかもしれません。

ヒントをお伝えすると、実はこの言葉には別表記があります。

それは「不一」です! いかがでしょう、こちらなら、比較的簡単に読めるはずです。

それでは、正解を発表します。

正解は「ふいち」「ふいつ」でした!

「不乙」について

「一」の読み方はご説明するまでもありませんよね。「問題が不乙ではなく不一なら、簡単に読むことができたのに…」と不満げな表情を浮かべている方もいらっしゃるかもしれません。

なお、どちらの表記、読み方をしても意味は同じです。それでは、辞書で確認してみましょう!

① (形動)(不一) 同じではないこと。一様でないこと。ふいち。
② 手紙の結びに添えて、まだ十分に意をつくしていないことを表わす語。不具。不尽。不備。ふいち。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

手紙の結びに添える言葉といえば「敬具(けいぐ)」がおなじみですよね。そのため「不一」は、使ったことのない方が多いかもしれません。

さて、おいしいものを食べたとき、しばしば「乙(おつ)な味がする」と言ったりしますよね。なんとなく使っている方もいらっしゃるかもしれませんが…どのような味か把握されていますか?

副詞「おつに」は「へんに、むやみに」といった意味として使われ、また「ちょっと変わった趣がある」「しゃれた味がある」といった「おつな」「おつだ」は現在でも多く使われている。

出典:『日本大百科全書』小学館

 

もし誤解していた方は、今後は正しい意味で使ってくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「不乙」は「ふいつ」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!