「全部100円…！」【100円ローソン】の“プチおせち”が今年もスゴかった。史上最多の45種類がラインナップ！

ローソンストア100では2022年12月25日から、毎年人気を博している「100円おせち」の販売を開始します。なんでも、昨年は過去最高となる約300万食の販売を記録し、今年は史上最多となる全45種類が登場するのだそう。

しかし、続々と値上げの波が押し寄せる中で、なぜ同社は108円（税込）という低価格をキープすることができるのでしょうか？その秘密などについて、発売に先駆けて行われた発表会で詳しく伺ってきました。

「100円おせち」は年末年始に発売される、ローソンストア100の人気商品。おせちに欠かせない「蒲鉾」や「栗きんとん」などを、少量・使い切りサイズで購入することができます。

「自分の好きなものだけ食べたい…」「あ！ ○○が足りない…」というときに、気軽に活用できるのが魅力的ですよね。

また、定番どころだけでなく「これが108円（税込）で買えるの！？」という意外性のある商品も多数ラインナップ。なんと「味付けあわび」まで、108円（税込）で楽しむことができるんです。

ちなみに、こちらは全45種類の「100円おせち」の中でも、特に原材料費が高い商品なのだとか。

「蒲鉾」に関しても、高級魚を使用した「ふぐ蒲」や「のどぐろ蒲」という変わり種も取り揃えています（各・税込108円）。

これだけ種類が豊富にあると、どれにしようか選んでいるだけで時間が過ぎてしまいそうですよね。

2022年は海産物や包材の値上げが深刻でしたが、それでも「100円おせち」を実現するために、ローソンストア100は新たに2つの取り組みを行ったそう。

それは「物流システムの改革」と「原材料・資材の更なる早期確保」。たとえば、包材に関しては、例年よりも早い段階で交渉を始めることで、影響を最小限に抑えたそうです。

様々な試行錯誤の末に成り立っている…お話を聞く中で、開発担当者の方々の苦労、そして「100円おせち」を実現させるという強い想いを感じさせられました。

2022年から新登場した「100円おせち」は全部で8種類。中でも、発表会の登壇者である「100円おせち」の開発責任者・近藤正巳さんが強くおすすめしていたのが、こちらの「白梅ようかん」（税込108円）でした。

白と濃紫、2層のようかんの色の対比が美しく、2023年の干支であるうさぎの模様がかわいらしいですよね。実は…驚くべきことに、こちらは職人の手作りなのだとか。

おいしさはもちろん見た目にもこだわった、正月らしい華やかさを感じさせる一品と言えそうです。

こちらは「白海老だし巻きたまご」（税込108円）です。

なんでも、富山県では高級食材「白海老」のだしを使ったたまご焼きをおせちに入れているのだとか。また、関西では定番である、「伊達巻」よりも甘く固めに作られた「伊達焼」（税込108円）も登場しています。

このような「ご当地おせち」が開発された背景として、開発担当の三瓶さんによると、ローソンストア100で販売している「ご当地おでん」が好評を呼んだことなどが挙げられるそうです。

“今年おすすめの「100円おせち」盛り付け”として4種類の提案がありましたが、中でも度肝を抜かれたのが『史上最多！全45種類盛り「豪華五段重」』。その名の通り、なんと全ての「100円おせち」をお重に盛り付けてしまったというど迫力の一品です。

しかしながら、これだけ豪勢にもかかわらず、価格は4,860円（税込）というのが恐ろしいところ。あらためて「100円おせち」の安さに感心させられてしまいます。

また、昨年好評だった「＃リメイクおせち」に、新たに4種類のメニューが加わったそう。中でも「余ったおせちで！おせちパエリア」は、大人数で楽しめるためお正月にぴったりのメニューと言えそうです。

ちなみに、こちらの味付けの要になっているのは「VL ガーリックシュリンプ」（税込108円）なのだとか。監修を務めた、料理研究家・カワイイ食卓研究家の小林睦美さんも「これ1つで味が決まる」と絶賛されていましたよ。

冒頭でお伝えした通り、史上最多となる全45種類の「100円おせち」が発売されるのは12月25日から。昨年のEC販売は開始5分で完売を記録したのだとか。これは今年も争奪戦になりそうな予感します。

全てのローソンストア100で販売されますが、ローソン・ナチュラルローソンでは取り扱いがないためご注意を。気になる方は早めにチェックしてみてくださいね。

※記事内の情報は筆者取材時および記事執筆時点の情報です。価格変更や売り切れ、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。

筆者：松本陸杜／ライター
カルチャー系メディアを中心に活躍するフリーライター。ジャンル問わずさまざまなコンテンツを執筆している。なかでも食レポに関するワーディングに定評がある。週5日はコンビニに通う、コンビニ情報通。戦略を考えながら対戦するカードゲームが好き。