1. トップ
  2. 「鶎」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

「鶎」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.6.15
undefined

「鳥」に関する難読漢字はたくさんありますよね。「鸚鵡(おうむ)」や「子規(ほととぎす)」など、みなさんもご存知のものがあると思います。

しかし、今回ご紹介する漢字はちょっと珍しいかもしれません。それが、こちらの「鶎」。

さて、いったいなんと読むのでしょうか…?

「鶎」の読み方!

左側は「宗」、右側は「鳥」に見えますよね。見慣れたパーツで構成されているため、「これなら、意外と簡単に読めそう…」そのように思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし…実は、この漢字は「しゅう」や「むね」、「とり」などとは読まないみたい。読み仮名は、なんと6文字もあるんです!

そうなると、手がかりがないと見当もつかない…という方も多いと思います。

それでは、ここでヒント!

「鶎」の別表記は「菊戴」になります。いかがでしょう、こちらを読み仮名6文字で考えてみると…!

もうわかりましたよね?

そう、正解は「きくいただき」でした!

「鶎」について

まさか「鶎」を「きくいただき」と読むなんて、正解を聞いてびっくりされた方も多いと思います。

一方で、「菊戴」はむしろ簡単だったかもしれません。観葉植物としてもおなじみの「菊」と「〜をして戴く(いただく)」のように使われる「戴」、2つの漢字の基本的な読み方を押さえていれば、正解にたどり着けましたよね。

さて、それでは「鶎」とはどのような意味なのでしょうか?

〘名〙 ウグイス科の小鳥。全長約一〇センチメートル、体重約四~七グラムで、日本ではもっとも小形。背面はオリーブ色で、翼に二条の白帯がある。雌の頭上は黄色。雄の頭上に菊花状の黄と赤色の羽毛があるところからこの名がある。昆虫を主食とし、チーチー、またはチリリ、チリリと細いがよくとおる声で鳴く。北海道、本州の亜高山針葉樹林で繁殖し、冬は九州、四国などにも渡る。きくすい。《季・秋》

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

なんと! 「鶎」は「日本ではもっとも小形」の「鳥」なんだとか。

街中でよく見かける「鳥」の中では「雀(すずめ)」が小さいですが、それでも「全長約一四センチメートル」なんだそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。どれくらいの大きさか、実際に見て確かめたくなりますね…!

まとめ

いかがでしたか?

「鶎」は「きくいただき」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!