今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「澣う」です。
「新幹線」の「幹」に、「さんずい」がついているように見えますよね。送り仮名は「う」ですが、いったいなんと読むのでしょうか…?
さぁ、正しい読み方を考えてみてください!
「澣う」の読み方!
それでは、早速「澣う」の読み方を発表します。
「新幹線」から推測し、「かんう」と読んでしまった方は、残念ながら不正解! 当たらずとも遠からず…というわけでもなく、読み方はかなり違います。
それでは、ここでヒント!
この漢字を使った言葉に「澣濯」がありますが、こちらの意味は「洗濯」と同じように「洗いすすぐこと」です。「洗」に送り仮名「う」をつけると、なんと読みますか…?
そう、正解は「あらう」でした!
「澣う」について
「洗う」はよく見かけますが、「澣う」はほとんど目にすることがありませんよね。同じように読み、同じような意味を持っているにもかかわらず、このような違いがあることは、なかなか興味深いものです…!
ちなみに「澣」には、「澣う(あらう)」のほかに「澣(かん)」や「澣ぐ(すすぐ)」という読み方があります。先ほどお伝えした「澣濯」は「かんたく」と読みますよ。
また、「澣」には「浣」という類語があります。こちらも「かん」と読み、送り仮名を伴って「あらう」や「すすぐ」と読む漢字です。「澣濯」は「浣濯」と書くこともできますよ。
このように、複数の漢字が同じ読み方や意味を持っているケースはしばしばあります。気になる方は、ぜひ調べてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
「澣う」は「あらう」と読みます。
今後も様々な難読漢字をご紹介していきますので、楽しみにしていてくださいね!
参考文献:『字通』平凡社