「突慳貪」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は？

今回ご紹介する言葉は「突慳貪」。

漢字一つひとつを見ると、そこまで難しいものは使われていません。

しかし、組み合わせると途端に読み方に悩んでしまう方が多いのではないでしょうか。

さて、一体なんと読むのかわかりますか？

では、早速「突慳貪」の読み方を発表します。

「とつけんどん」と読んだ方は、不正解！もちろん「とっけんどん」でもありません。

「聞かれたことに突慳貪な態度で答える」や「突慳貪に対応されて腹を立てる」などのように使うことが多いでしょう。

「突慳貪」の「貪」は、そのまま「どん」と読みます。「慳」の読みは「けん」です。

あとは「突」が読めれば答えがわかりますね。「突」の読みは、「突っつく」や「突っ込む」と同じです。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか？

正解は「つっけんどん」でした！

「突っつく」は「つっつく」、「突っ込む」は「つっこむ」と読みます。

では、「突慳貪（つっけんどん）」とはどういう意味なのでしょうか。

態度や言葉づかいが冷淡でとげとげしいさま。

出典：北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店（2017年4月1日版）p.1147

「突慳貪」な態度をされると、なんとなく嫌な気持ちになりますよね。

「突っ慳貪」と書かれることもあります。

なぜ、このような態度を「突慳貪」というようになったのでしょうか。

「慳」は物惜しみする心で、「貪」はむさぼり欲する心をいう。また「突っ」は「つっぱしる」「つっつく」などのように、その下の語の意味を強め、または語調を整える接頭語。（一部抜粋）

出典：山口佳紀編、暮らしのことば語源辞典、講談社（1999年9月15日版）p.442

一つひとつの漢字の意味が組み合わさって「突慳貪」という言葉ができたようですね。

いかがでしたか？

「突慳貪」は「つっけんどん」と読みます。

漢字で書けると間違いなく周りから「スゴい！」と言われることでしょう。

この機会にぜひ覚えておいてくださいね！