今回ご紹介する言葉は「香具師」です。
もちろんそのまま「こうぐし」と読むこともできますが、今回当てていただきたいのは別の読み方となっています。
いったいなんと読むのか、分かりますか…?
「香具師」の読み方!
「こうぐし以外…?」と困惑されている方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに、残る読み方は字面から推測することは難しいかと思います。
お困りの方のために、ここでヒント!
主に暑い地域、特に海辺に生えている植物をなんと言いますか?大きな実も特徴の1つ、油やジュースの原料ですよ。
…そろそろ分かりましたか?
それでは、正解を発表します。
正解は「やし」でした!
「香具師」について
読み方は分かりましたが、意味はまだ定かではありませんよね。
もしかすると、ヒントの「ヤシの木」の漢字表記とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら不正解。その場合「椰子」と書きますよ。
また、字面のまま「香具」を作ったり、売ったりする人とも考えられるかもしれませんね。ただ、それはあくまで「こうぐし」のことであり「やし」のことではありません。
それでは、「やし」とはいったいなんなのでしょうか。気になる詳細を辞書で確認してみましょう。
や‐し【香=具=師/野師/野士/弥四】
盛り場・縁日・祭礼などに露店を出して商売したり、見世物などの興行をしたりする人。また、露天商の場所割りをし、世話をする人。的屋。
出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
お祭りなどのイベントには欠かせない存在、引用にある「的屋(てきや)」という表現の方が耳馴染みがあるかもしれませんね。
梅雨も後少しで終わり、もうすぐ夏がやってきます。今年のお祭りではどんな露店を「香具師」の方々が開いているのか、今から楽しみですね!
まとめ
いかがでしたか?
「香具師」は「こうぐし」のほかに「やし」と読みます。
字面からは想像できない読み方をする言葉は、まだまだたくさんございます。次回の難読漢字クイズをお楽しみに!