「スーツにそのシャツ、あってる？」→解決！失敗しないシャツの選び方を《プロが教えます》

新社会人になり、おろしたてのスーツに袖を通して、出社。はじめは無地のシャツが無難だとわかってはいても、少しはおしゃれにも気を遣いたいですよね。しかし、どの程度の色や柄なら許されるのか、いまひとつわからないもの。

そこで今回は、THE SUIT COMPANYの商品部でレディースアイテムを担当している坂下さんに、「シャツの選び方」について教えていただきました。パーソナルスタイリストの高橋 愛さんにも、年次ごとのシャツとジャケットの合わせ方を監修いただいたので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

【新社会人向け】基本的なシャツの選び方って？

新社会人といえども、無地の白シャツは就職活動で着用することが多いので、すでに持っている方が多いと思います。それを普段用に合わせてもOKですが、その次に揃えておくといいのが、織り柄のシャツなんだとか。

「カラーはベーシックな白、もしくは、淡いブルーや淡いピンクなどの淡色がおすすめです。シャツのカラーは、レギュラーカラーとスキッパーカラーがありますが、どちらを選んでもカジュアルになりすぎることはないので、好みのものを選んでもらって大丈夫ですよ。」（坂下さん）

【新社会人】ベーシックなスタイルでスマートに

NOIEジャケット 20,900円
シャドーストライプ柄半袖ワイシャツ 5,390円

新社会人の方は、シンプルなレギュラーカラーの淡いカラーのシャツに、ダークカラーのジャケットを合わせたベーシックなスタイリングが、まずはおすすめです。ブラック以外にも、ダークグレーやネイビーも使いやすくて、持っていると便利。

「まだ1年目はスーツやシャツの所持数も少ないと思うので、控え目な柄やカラーシャツを複数枚揃えておくと、研修でもご挨拶まわりでも、さまざまなシーンで活躍してくれますよ。」（坂下さん）

【3～4年目】ブラウスであか抜けた印象に

REDAグレンチェックジャケット 29,700円
メタルパーツ付きブラウス 5,390円

会社や仕事に慣れてきたら、ブラックやネイビーのスーツも楽しみつつ、ブラウンのジャケットに淡いピンクのブラウスのような、こなれ感のあるスタイリングも楽しめると素敵です。

「インナーはシャツよりもブラウスにシフトして、中でもVゾーンに少しデザインがあるブラウスがおすすめ！襟元のデザインが少し変わるだけでも、あか抜けた印象を演出できます。」（坂下さん）

【5年目以上】明るめのカラーで余裕のある雰囲気を

チェンジ釦ダブルジャケット 20,900円
バンドカラーストライプ柄ワイシャツ 6,490円

5年目以上になってきたら、ベージュやホワイトなどの明るいカラーを使って、やわらかな印象に。シャツはバンドカラーでスマートさをプラスしつつ、控えめなストライプ柄で遊び心を加えると、おしゃれなスタイリングが叶いますよ。

ジャケットは少し丈が長めのものを選ぶと、こなれ感が出て、エレガントな雰囲気を演出できます。

メンズシャツの選び方は…

「メンズは、ベーシックな無地や細めのストライプ柄のシャツを選ぶのがいいと思います。カラーは、白かブルー系。汎用性のあるカラーなので、さまざまなスーツスタイルと相性がいいです。ストライプのシャツは、無地のネクタイと合わせると、柄同士が喧嘩しないので、バランスの取れたスタイリングが楽しめますよ。」（佐藤さん）

スーツやTPOにあったシャツ選びを

スーツに合わせるシャツの雰囲気によって、与える印象も変わってくるため、TPOに合った適切なシャツ選びが基本になってきます。記事内で紹介したポイントを参考にしながら、シャツ選びを楽しんでくださいね。

今回取材したのは…

坂下 恵さん
青山商事株式会社
TSC商品部

佐藤 健吾さん
青山商事株式会社
TSC事業本部

 

※記事内の情報は取材時および記事執筆時点の情報です。価格変更や売り切れ、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。

取材・撮影／雪か企画・ヒゲ企画 スタイリング監修／高橋 愛 編集／北山礼奈（TRILLニュース）