みんなが聞いたことがある、あの豆のこと！「野良豆」ってどんな意味？

「豆」には様々な種類がありますよね。「納豆」や「豆腐」に使われる「大豆（だいず）」やトッピングに欠かせない「グリーンピース」など。みなさんも、お気に入りのものがあると思います。

さて今回は、そんな「豆」に関する面白い言葉「野良豆（のらまめ）」をご紹介。はたして、こちらがなにを表しているかわかりますか？

「野良豆」ってなんて意味？

「野良の豆…？」「野生の豆ってこと…？」

上記のように、困惑された方も多いと思います。しかし、もちろんそういうわけではありませんよ。

実はこちら、私たちにとってなじみ深いある「豆」を表しているんです。ただ、基本的にこの名称で呼ぶことはないため、ご存知の方は少ないかもしれません。

お酒のおつまみにぴったりな、独特の風味を持つ「豆」を考えてみてくださいね。その中に答えが隠されています…！

「大豆」や「グリーンピース」に比べてサイズはかなり大きめです。しかし「隠元豆（いんげんまめ）」のように、複数の粒がさやに包まれているからではありません。1粒がとっても大きいんです…！

これでもうわかりましたよね？

正解は「空豆（そらまめ）の異名」でした！

「野良豆」について

この時期に収穫を迎える、まさに旬の味覚である「空豆」。実は「野良豆」という異名があります。

また「野良豆」には、ほかにも意味があります。併せて覚えておきましょう！

〘名〙
① 植物「えんどう（豌豆）」の古名。〔十巻本和名抄（934頃）〕
② 植物「そらまめ（空豆）」の異名。〔物類称呼（1775）〕
③ 植物「つるまめ（蔓豆）」の異名。

出典：『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「野良豆」という1つの言葉が、複数の「豆」を表すのはとても面白いですよね！

 

ちなみに、なぜ「空豆」が「そらまめ」と呼ばれるようになったかご存知ですか？

なんでも、ほかの「豆」とは異なり、身が上（空）に向かってなることに由来しているそうですよ。

「いったいどんな風になっているんだろう…？」と気になった方は、ぜひ調べてみてくださいね！

まとめ

いかがでしたか？

「野良豆」には複数の意味があります。間違えないようご注意くださいね。

今後も様々な漢字・言葉をご紹介していきます。ぜひお楽しみに！