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「身屋」=「みや」?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2023.4.24
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みなさんはどんな家にお住まいでしょうか。

今年の4月から新たな住居に引っ越された方も多いかもしれませんね。

さて今回は、そんな「家」に関連する言葉から「身屋」の読み方を当てていただきます。

「身屋」の読み方!

「身」は「み」や「しん」と、「屋」は「や」や「おく」と読みますよね。

これらを踏まえて「みや」や「しんおく」と読んだ方がいらっしゃるかもしれません。

上記のどちらも不正解ではありますが、「みや」は正解にかなり近いんです。

「みや」から1字変えてみてください。ヒントはま行ですよ。

いかがでしょう、適切な1字の見当は付きましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「もや」「むや」でした!

「身屋」について

「むや」は耳なじみがないかもしれませんが、「もや」と聞くと、「家」に関連したある言葉が思い浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その言葉は「母屋(おもや)」。実は、「身屋」とも関係があるそう…。辞書で確認してみましょう。

も‐や【母屋・身屋・身舎】
〘名〙
① 家屋の中心となる部分。庇(ひさし)に対していう。庇との間に間仕切はないが、使用上の格差があった。母屋と庇は日本建築の内部空間を規定する根本形式で、住宅では室町時代になくなったが、社寺では江戸時代まで行なわれた。おもや。
② 住居として用いる家。物置小屋、離れなどに対していう。おもや。ほんや。
③ 棟(むね)や軒桁(のきげた)に平行して、垂木を支えるために渡した横木。もやげた。
④ 大工の用語。建物で、軒の内側の部分。
む‐や【母屋・身屋】
〘名〙 =もや(母屋)

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「母屋」は、「みや」「むや」双方の別表記でした。また、「もや」は「身舎」とも書きますので、併せて覚えてくださいね!

ただ、そもそも「おもや」の表記が「母屋」であることに、違和感をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。そんな方は、もしかすると「母家」の方がしっくりするのではないでしょうか。

「母屋」に「母家」、どちらも「おもや」と読みます。ただし、建築業界では事情が変わるみたい。「母家(おもや)」が「離れ」を指しており、混同を避けるため「母屋」とは表記しないそうですよ。

まとめ

「身屋」は「むや」「もや」と読み、「家屋の中心となる部分」などの意味がありました。

今後も「身屋」のような難読漢字をたくさんご紹介させていただきます。次回を楽しみにお待ちください!