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「鰶」は何と読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2021.7.14
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夏といえばお祭り! …ですが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、開催中止や延期が相次いでいます。以前のように、心置きなく楽しむことができるよう、一日も早く終息して欲しいですね!

さて、今回出題する難読漢字は、そんな「祭」に「魚偏」がついた「鰶」というもの。なんだかおめでたい雰囲気がただよっていますよね。

さぁ、正しく読むことはできますか?

「鰶」の読み方!

「おめでたい魚といえばたい!」と思われた方も多いはず。

しかし、残念ながら不正解です。ちなみに、「たい」は「鯛」と書きますよ。けっこう有名ですよね。

読み仮名は四文字で、寿司ダネとして有名な魚です。いかがでしょう、分かりますかね…?

正解は、「このしろ」でした!

「鰶」について

「このしろ」といえば「鮗」がおなじみですが、「鰶」という表記もあるなんてびっくりですね!

それにしても、「鰶」なんて変わった名前ですよね…。詳しく辞典で調べてみました。

〘名〙 ニシン科の海産魚。全長約二五センチメートルに達する。体高が高く、背びれの最後の軟条が長く糸状にのびている。背側は青藍色で黒い斑点列があり、腹部は銀白色を帯びる。(中略)美味で、鮨種(すしだね)などにする。古来、焼くと死臭がするとしてきらわれ、種々の俗信がある。江戸時代には武士は「此(こ)の城(しろ)を食う」というのに通じることをいみきらって食べない習慣があった。《季・秋》

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「此(こ)の城(しろ)を食う」だなんてダジャレのようですが、江戸時代の武士の間ではこんな俗信が信じられていたんですね!

でも、たしかに今でも「必勝祈願」に「カツ丼」を食べたりしますし、根っこの部分はあまり変わっていないのかも?

でも、とってもおいしい魚なので、食べるのを我慢するのはちょっと無理そう…。江戸時代に生まれなくて、ちょっと安心してしまいました。

まとめ

いかがでしたか?

「鰶」は「このしろ」と読みます。

みなさんがよく知っているあの魚も、実は意外な表記が隠されているかも知れませんよ! 気になる方は、ぜひ調べてみてくださいね、


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