今回ご紹介する漢字は「確と」。
「確」は「確認」や「正確」など、身の回りでもよく使われている漢字ですが「確と」はあまり見かけませんよね。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「確と」の読み方!
では、早速「確と」の読み方を発表します。
ヒントは何かがはっきりしているときや、確実なとき、しっかりしているときに使う言葉です。
「確と承りました」「確と考える」のように使うことが多いでしょう。
ちなみに「確と」は「○○と」と読みます。当てはまるひらがな2文字を考えてみてくださいね。
そろそろ答えはわかりましたか?
正解は「しかと」でした!
「確と」の豆知識
では、「確と」とはどういう意味なのでしょうか。
①たしかに。はっきりと。
②しっかりと。かたく。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.718
「確と承りました」は、「確かに承りました」という意味ですね。
「確」は「石」と「隺」の字からできています。
「隺」は高いところを飛ぶ鳥のことで、飛び立って逃げないよう隺に「石」を置いて強く引き留める様子から「確」の漢字ができました。
石を置いている=固くてしっかりしているというところから「確」は「たしか」や「かたい」などの意味をもっています。
ほかに「しかと」は「聢と」とも書くことができますよ。意味は「確と」とまったく同じです。
まとめ
いかがでしたか?
「確と」は「しかと」と読みます。
しっかりしている様子を表すときに使う言葉です。
「確」の漢字は、石をつかって鳥が逃げないようにするところからできました。
「確」は日常でもよく使う漢字なので、見かけたときはぜひ「しかと」の読みや石と鳥の話を思い出してみてくださいね!
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