続々と全国各地で梅雨入りが発表されていますが、雨の合間の「雲一つない青空」は、やはり清々しいものです!
さて、今回出題する難読漢字は、そんな「雲」が使われた「水雲」です。実はこちら、多くの方が食べたことのある“とある海藻”を指しているんですよ。
さぁ、みなさんは正しく読むことができますか?
「水雲」の読み方!
海藻というヒントで、選択肢はだいぶ絞られたはず!
また、こちらは一般的なスーパーでも売られているかなりおなじみの存在です。なかには、毎朝食べているなんて方もいらっしゃるかも…?
正解は、「もずく」でした!
「水雲」について
「水雲」と書いて「もずく」と読むなんて、なんだかあんまりイメージに合いませんよね。あの深緑色の海藻に、どうして真っ白な「雲」の字が当てられたのでしょうか…?
なお、「水雲」について、辞典では下記のように記されています。
①褐藻類の一種。ホンダワラ類につき、糸のような形で、多数の枝に分かれ、ぬるぬるしている。三杯酢などにして食べる。〔モズク科〕
②「モズク」に似た、食用とするオキナワモズク・フトモズクなど。〔ナガマツモ科〕
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p1553
三杯酢や黒酢などと一緒に、あらかじめパック詰めされた個包装のものも販売されているため、手軽に食べられるのも魅力的ですよね。
暑さが厳しくなると「夏バテ」して食欲が落ちてしまう…なんて方でも、さっぱりとした「水雲」なら食べられるかもしれませんよ。
また、「水雲」は「すいうん」とも読むことができます。
こちらの意味は…
①水と雲。雲水。また転じて、大自然。②水や雲のようにとどまることなく行脚(あんぎゃ)すること。また、行脚の僧。
出典:北原保雄・久保田淳ら編、日本国語大辞典 第ニ版 第七巻(2001年7月20日第1刷)P756
となります。
まとめ
いかがでしたか?
「水雲」は「もずく」と読みます。また、もずくは「海蘊」とも書くことができますよ。
この機会にぜひ覚えて、家族や友人に出題してみてくださいね!
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