炊きたてのご飯はそのままいただいてもおいしいですが、やっぱりなにかおかずが欲しいですよね。
今回取り上げる難読漢字は、「これがあったらご飯が足りなくなってしまうほど食が進む!」なんて俗説がある食べ物。その名もズバリ「飯借」です。
さぁ、正しく読むことはできますか?
「飯借」の読み方!
「飯借」の読み方は、知ると「な〜んだ!」と思ってしまうほどシンプル!
ただし「めしかり」ではありませんよ。カギは「飯」をどう読むか…といった点にあります。
正解は、「ままかり」でした!
「飯借」について
さて、「飯借(ままかり)」とはどのような食べ物なんでしょうか? 辞典には、以下のように記されていました。
〔瀬戸内地方で〕魚のサッパ(の酢漬け)の称。
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p1483
ここで紹介されている「サッパ(鯯)」とは、以下のような魚です。
〔東京方言〕体系・大きさともにコノシロに似る、小骨の多い海魚。北海道からフィリピン方面まで広く分布する〔ニシン科〕
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p602
分かりやすく言い換えると、「小魚の酢漬け」といったところ。
それにしても、「ご飯が足りなくなってしまう」ほどのその味…はたして、どれほどおいしいのでしょうか? すごく気になりますね…!
まとめ
いかがでしたか?
「飯借」は「ままかり」と読みます。
もしかしたら他の国にも、「飯借」のように、「これさえあればいくらでも○○が食べられる!」なんて食べ物があるのかも? 気になった方は、ぜひ調べてみてくださいね!
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