今回取り上げる難読漢字は「松脂」。見て分かるように、植物の「松」に関する“あるもの”を指しています。
もしかしたら、みなさんの中には使ったことがある、という方もいらっしゃるかもしれませんよ!
正しく読むことはできますか?
「松脂」の読み方!
こちらは「まつあぶら」とは読みませんよ。カギは「脂」をどう読むか、といった点にあります…!
「まつぼっくり」? いえ、違います。ちなみに「まつぼっくり」は「松毬」と書きますよ。
それでは正解を発表します!
正解は、「まつやに」でした!
「松脂」について
「松脂」と書いて「まつやに」と読むなんて、知らないとちょっとピンと来ませんよね。
また、そもそも「松脂」ってなに? と疑問に思われた方も多いと思います。ただ、最初に申し上げた通り、みなさんの中には使ったことのある方もいらっしゃるかもしれませんよ。
松の幹から分泌される、ねばねばした液。せっけん・ニス・リノリウム・テレピン油などの製造用。
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p1480
そう!「松脂」は 私たちの日常生活に欠かせない「せっけん」、床や机などの素材に多用される「リノリウム」として使用されているんです。
みなさんが今使っている「せっけん」や「ボディーソープ」の原料を見てみたら、「松脂」が入っていた、なんてこともあるかもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたか?
「松脂」は「まつやに」と読みます。
この機会にぜひ覚えて、家族や友人に出題してみてくださいね!
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