数ある「魚へんの難読漢字」から、今回出題するのは「魞」!
「魚」も「入」も見慣れた漢字ですが、この組み合わせはちょっと見かけたことがないと思います。読めたあなたは、かなりの漢字通ですよ…!
さぁ、正しく読むことができますか?
「魞」の読み方!
実はこちら、魚そのものではなく「魚を捕らえる道具」を指しています。
「釣り竿」や「網」ほど有名ではないので、知らない方も多いかもしれませんね。
正解は、「えり」でした!
「魞」について
「魞(えり)っていったい何?」と思われた方のために、まずはどのようなものかご説明したいと思います。
魚の通り道に袋のような形に竹の簀を立て、入った魚が出られなくなるようにした仕掛け。
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p160
「魚へんに入」なんて変わった構成をしていますが、どうやら仕掛けの仕組みに由来がありそうです。
風波に弱いため、湖や川などに設置されることが多いそう。
日本では琵琶湖の「魞漁」が有名で、昔から今日に至るまで、伝統漁業として盛んに行われているそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
「魞」は「えり」と読みます。
さすが「魚へん」、今回もかなりの難易度でしたね…。はたしてみなさんは読むことができたでしょうか?
読めた方も、読めなかった方も、次回をぜひお楽しみに!
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