「萌す」は何と読む？読めたらスゴい難解漢字、正解は...？

日中の気温はだいぶ高くなり、いよいよ夏の近付きを感じる季節になりましたね。

私の住んでいる地域ではセミの鳴き声こそまだ聞こえてきませんが、それももう時間の問題になりそうです。

さて今回はそんな「何かが起こりそうな」という意味を持つ漢字をご紹介いたします。

「萌え（もえ）」でおなじみの「萌」という漢字を使い「萌す」とのですが、いったい何と読むのでしょうか？

この「萌す」という字は、「萌える」とは全く違う読み方をします！

例文から考えてみてください！

「ようやく春の萌しが訪れた」

ここまで来ると正解がわかった方も多いかもしれません！

それでは正解を発表します！

正解は「きざす」でした。

初めてこんな読み方を知った！という方も多いのではないでしょうか。

さっそく意味を辞書で調べてみましょう！

①草木が芽生える。②物事が起こり始まろうとする。表記：②は「兆す」とも書く。

出典：山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之編、『新明解国語辞典』（第八版）、三省堂（2020年11月20日第八版発行）p.350

物事が始まる意味において使われる「兆す」は頻繁に目にする機会がありますよね。

また、アニメなどのキャラクターなどに対して熱狂的なファンが使う「萌え（もえ）」の意味は…

ある人物やものに対して、深い思いが芽生えることを言う若者言葉。

出典：山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之編、『新明解国語辞典』（第八版）、三省堂（2020年11月20日第八版発行）p.1549

とのことでした。

いかがでしたか？

「萌える」という言葉でおなじみの「萌」の意外な読み方を知れたのではないでしょうか。

ぜひ、この機会に「萌す」の読み方を覚えていって、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください！

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