今回取り上げる難読漢字は「時鳥」。古来より、日本の夏を象徴する生き物として扱われ、詩歌の題としても頻繁に登場しています。
まさにこの時期を代表する生き物と言えますが…みなさんは、正しい読み方を知っていますか?
「時鳥」の読み方!
「ときとり」と読んだ方は、残念ながら不正解! なんとこちら、読み仮名は五文字となっています。
ただ、「五文字の鳥」と聞いてピンと来た方も多いのではないでしょうか?
そう…正解は、「ほととぎす」でした!
「時鳥」について
「時鳥(ほととぎす)」にはほかにも、「子規」「杜鵑」「不如帰」など様々な漢字表記があります。
なお、辞典には下記のように記されていました。
山地にすむ、中形の鳥。初夏、キョキョキョと鋭く鳴く声は、俗に「テッペンカケタカ」と聞こえるという。卵はウグイスの巣に産む。ふじょき。〔カッコウ科〕
出典:山田忠雄、倉持保男、上野善道、山田明雄、井島正博、笹原宏之 編、『新明解国語辞典』(第八版)、三省堂(2020年11月20日第八版発行)p.1451
「テッペンカケタカ」なんて、本当に聞こえるんでしょうか…? 筆者は、残念ながら「時鳥」に巡り合ったことがなく…とても気になります!
なお、「卵はウグイスの巣に産む」とありますが、これは「托卵(たくらん)」という習性だそう。カッコウ科の鳥だけでなく、ほかの生き物にも見られるそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
「時鳥」は「ほととぎす」と読みます。
こちらを始め、日本にはそれぞれの季節を代表する生き物がいます。興味を持たれた方は、是非調べてみてくださいね!
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