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「苦汁」は「くじゅう」以外に何と読む?読めたらスゴい難解漢字、正解は...?

  • 2021.6.13
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今回ご紹介する漢字は「苦汁」。

辛い経験を指す「くじゅう」とも読めますが、今回は違う読み方を考えてみてください!

ほとんどの人が今までに一度は絶対に食べたことがある、とある食べ物を作るときに使うものです。

一体なんと読むのかわかりますか?

「苦汁」の読み方!

では、早速「苦汁」の読み方を発表します。

ヒントは、豆腐を作るときに使うものです!大豆を茹でてしぼった汁に「苦汁」を加えると、固まって豆腐ができあがります。

「苦汁」を舐めてみると、字のとおり苦みを感じるでしょう。

さあ、ここまできたら答えは分かりましたか?

正解は「にがり」でした!

「苦汁」の豆知識

「にがり」は強い苦みのある液体であるため、そのまま「苦汁」という字があてられました。

「苦汁」は海水から作られているので、しょっぱさもあります。海水を凝縮し、結晶となった塩分を取り除いてできるものが「苦汁」です。

辞書にも次のように記載されています。

海水から食塩を結晶させた後に残る苦い溶液。主成分は塩化マグネシウム。豆腐を固める材料にする。にがしお。くじゅう。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1317

 

ちなみに、今ではスーパーで安いものだと数十円で手に入る豆腐ですが、奈良時代や平安時代のころは高級な食材だったと言われています。

まとめ

いかがでしたか?

「苦汁」は「くじゅう」のほかに「にがり」と読みます。

ぜひ覚えていってくださいね!


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