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【トキメキ脳】第2回guest:「恋愛学」森川友義教授

  • 2018.8.28

本当は恋愛したいのに、恋愛できていない大人女子へ送るこの企画。毎回、先生たちに恋の始め方のアドバイスをいただいていきます。第2回となる「トキメキ脳の作り方」企画。今回も前回に引き続き早稲田大学教授、森川友義教授にお話を伺いました。

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本日の講師

第1回に引き続き今回も早稲田大学で「恋愛学」の講義を行う森川友義教授にお話を伺いました。森川教授の恋愛トキメキ学[後編]をお届けします。

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森川教授のトキメキ講義[後編]

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※後編の今回は講座4〜6の内容をお届けいたします。

【講座4】トキメキの持続は2年間

前回(講座1)も言ったように、トキメキは心拍数の増加。人間の体は異常があるとき、元(健康状態)に戻すように作られています。これはドキドキに関しても同じで、心拍数が上がっていたら正常値まで戻そうと働く。だからトキメキはあくまでも一時的で、科学的には最長2年と言われています。「マラソン一生走り続けられますか?」っていう話ですからね。なのでもし結婚したいと思う人が現れたら、2年以内に結婚を決めるのがおすすめ。すでに交際歴が2年以上の人は、減点方式の恋愛ではなく、加点方式の恋愛がお互いにできれば望みはあります。

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自分のいちばんの好物でも、毎食毎食だと飽きる。そのうち食べたくなくなる上に、好物を前にしたときの喜びもなくなり、時には本当にコレが自分の好物なのかさえ疑い始める。これがマンネリっていうことですね。

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長距離マラソンではなく、同じ距離を短距離走でわけて走ることですね。

【講座5】男は恋愛=結婚ではない

女性の場合は恋愛=結婚。なので、この人が条件的に結婚相手としてふさわしいかどうかを会話でチェックし、その会話審査に合格して初めて恋愛対象となる。
逆に男性は恋愛と結婚はまったく別物なので、各段階で異なる審査があります。具体的に言うと、恋愛は視覚的な審査のみ。シンプルに見た目が自分の好みかどうかということだけ。結婚に関しては、自分にとってメリットがあるかどうかが基準になりやすいと言っていいでしょう。つまり「料理が美味しい」や「子育てが上手そう」など、具体的に自分にとって結婚するメリットを与えてくれる女性が結婚相手の合格ラインとなります。
ただ、女性の中には「もう5年も付き合ってるからそろそろプロポーズしてくれるかも」と期待して待っていたりする人もいますよね。しかし男性にとって恋愛と結婚は別問題なので、交際歴が長くなったところで、結婚相手として見ているかは別の話。交際歴が長くなる=結婚にはならないので、女性は注意した方がいいでしょう。

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出会いから恋に落ちる過程を五感で表すとこうなります。

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“結婚”に関して大きく男女で捉え方に差があるように、男女では重視する五感が異なる。女性は主に会話、つまり聴覚を重視し、男性は見た目、つまり視覚をいちばん重視するということがわかっています。さらに女性は「優しさ」「価値観の一致度」「平均以上の社会的条件を満たす」などの観点も判断に加わると言われています。

【講座6】これからの時代、稼げる女の需要は右肩上がり

今の1億総活躍とか働き方改革の流れを考えると、共働き夫婦が増えていくことは明らか。そうすると女性の経済力は結婚において、最大の資産の1つになりつつあります。現時点でも70%近くの世帯が共働き。これからは共働きが日本の夫婦の常識になっていくでしょう。そう考えると当然稼ぎがいい子と2馬力で生計を立てていける方が男性としては助かる。なので、もしビジネススキルを持ってるんだったらそれを手放さないということも大切になります。
ひと昔前によく聞いた「男は女より優位に立ちたがる」的な思考は昭和の考えで、現代の日本でその考えを持っている男性が少なくなってきたのは事実。ただ、問題なのは女の人側のベースラインの思考ですね。女性は身長も、学歴も、年収もなんでも“自分より上がいい”と言う。でもその考えだと、超優良物件しか恋愛対象に入れなくなってしまうと思いませんか。

森川教授より

恋愛経験の不足している人はトキメキだけで留まって動けないことが多いんだよね。この傾向はとくに恋愛に受け身な若い女性に強くて、トキメキを感じながら妄想を楽しんで終わっちゃうの。
でも人生でときめくチャンスはすごく少ない。片思いのままにしとくのはもったいないと思います。

「人生なんて短い訳だから、ときめいた時が勝負だよ」



前・後編でお届けした「森川教授のトキメキ講義」はいかがでしたでしょうか? トキメキのメカニズムから、男女の恋愛・結婚についての考え方の違いなど、興味深いお話ばかりでしたね。「最近、恋愛してないな…」という大人女子のみなさん、いつまでもトキメキを忘れずに、自分らしい恋愛をしてくださいね。

▶︎森川教授のトキメキ講義 前編はこちら

Special Thanks
森川友義(森川総合研究所)

Design:福原友規(ma-h gra)
Edit:TRILL編集部

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