1. トップ
  2. ビューティー
  3. 面倒は後回し。最も簡単にクリアできそうなことから片付けるべし

面倒は後回し。最も簡単にクリアできそうなことから片付けるべし

  • 2026.11.8
植松晃士さん
PROFILE

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!

【今月のネガワード】やる気が出ない

行動を起こして、はじめて「やる気」が付いてくる──とは脳研究者・池谷裕二氏の言葉。それでも「やる気スイッチ」をつい探してしまうけど……。

ねえ、やる気ってどこから来るんだっけ そうね、ずいぶん見ていないわ

目の前にあることを「やる」のではなく、「片付ける」意識を

「やる気スイッチ」って言葉の響きが、とてもポジティブで前向き。まるで楽しいことに向かうときに押すスイッチのよう。楽しいことに向かうスイッチなら、すぐオンできるでしょ。でも実際、皆さんが探しているのは「やらなきゃスイッチ」なんだと思う。やらなきゃいけないことは、目の前にあるものを、ちぎっては投げちぎっては投げ、片付けていかなくてはならないもの。そもそも、目の前にやらなきゃいけないことがあるのはありがたいこと。ちゃんと感謝しながら、一から順に片付けていけば、必ず終わるんです。短時間で終わるもの、時間がかかるものなど違いはあれど、明けない夜はない。だから、スイッチを探すのではなく、「片付けていく」というように考え方を変えてみてはどうかしら。

ひとつアドバイスするなら、すぐ終わるような簡単なものから手をつけていくこと。最初に一番高い山を越えたら、あとはそれより低いから楽かもと思って、大変なことから取り掛かる人もいるけど、僕はオススメしません。逆に簡単なことからクリアしていけば、短時間で終わろうともひとつクリアした事実ができる。そうやって、ひと山ひと山クリアして実績カードを増やしていくほうが絶対にいい。面倒は後回しにする。これは、僕が生きていく中で身につけた術。暮れの大掃除がまさにそうで、簡単にできるところから片付けていったら、「もうここまでやったんだから、よし最後までやっちゃおう」となり、ちゃんと終わります。小さな山を越えると勢いがつくんです。

本当に「やらなきゃ」なのか、見極めも大事

やりたくないことはやらなくていい。基本的にはそう思います。ただし、納税のような義務は果たさないとダメ。これは大前提。ただ、「やらない」という権利も僕たちにはあるから、もしやらなくていいことなら、やらなきゃいい。やらないと支障が出るようなことなら、お金を払って解決するのもあり。たとえば、仕事の量が膨大ならお手伝いを誰かにお願いするのもありだし、掃除が嫌なら家事代行に頼むとか、料理が嫌なら惣菜を買ってしまうとか。お金はかかるけどやらなくてすむし、お金がかかるのが嫌なら、自分でやるしかない。そうやって、本当に自分がやらなきゃいけないのか整理するのも、合理的だと思うわ。

とはいえ、何もしたくない日は誰だってある。当然、僕だってある。人と会う予定のない日は、カーテンも開けず暗い部屋にこもって、スマホは充電器に差しっぱなし、TVもつけず、無駄な情報で埋もれないように、動画配信だけ観て過ごすことも。ただ、そんな日でも、爪のお手入れ、ヘアサロン、マッサージ、ジムなど、ひとつは予定を入れています。一日一回は、身繕いをして出かけないと、野生動物になっちゃう気がするから。このお出かけが「人間」でいるために大事。一度サボっちゃうと休日明けに出かけるのも嫌になっちゃう。ある程度はルーティン化が大事だし、人の視線を浴びる「刺激」も必要です。それに身繕いして外に出れば、「あら? 髪の色、そろそろどうにかしなくちゃ」みたいな気づきがあって、やる気が出るもの。あとね、3ヵ月に一回とか、ワンクールに一回はお楽しみを計画しておくことも大事。そうやって遊びも入れつつじゃないと、「やらなきゃスイッチ」も押せません!

面倒は後回し。最も簡単にクリアできそうなことから片付けるべし 植松晃士
植松晃士さん

イラスト/いいあい 撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 取材・文/楢﨑裕美

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ