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夜9時にそっと開く「夜泣きカフェ」赤ちゃんもママも寝つけぬ日に少し晴れやかな朝を

  • 2026.11.7

子どもが泣く夜も、親が泣きたくなる夜も、寄り添ってくれるカフェが北海道芽室町にあります。

寝ている子どもたちを起こさないよう、そっと一夜を取材しました。

午後9時、そのカフェはオープンします。

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JR芽室駅前にある、夜泣きカフェ「おやこのこや」。
明かりが灯るのは週に1度だけですが、子どもと一緒でも、ひとりでも利用できます。
居場所を求める親たちが集まってきます。

芽室町に住む3人の子の母親は、「子どもを寝かしつけたあとに、自分時間を楽しむために来ています」と話します。

運営する野澤まどかさん(29)も、4歳と1歳の子育て真っ最中です。オープンのきっかけは、長女の夜泣きでした。

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「夜8時を過ぎたらもう『ああまた始まった』みたいになって…夫が出張のときは『しんどい』と聞いてくれる人もいないし、もう早く寝てくれ…みたいな。でも寝ないし、私も寝たいし…」

辛い日々の中、ふと目に留まったのが「よなきごや」という漫画でした。

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「行き場のないお母さんが赤ちゃんを連れて…いま利用したい、こんな場所があったらいいのになって」

カフェは昼間、フレンチトースト専門店として営業し、「夜泣きカフェ」の運営を支えています。

野澤さんは「夜泣きに悩む当事者だからこそ、見える支援やできることとか、できる声掛けとかがあるんじゃないかなと思っています」と語ります。

「夜泣き」と「産後うつ」の現実…専門家が語る必要性

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子どもの「夜泣き」による睡眠不足などが引き金となり、「産後うつ」のリスクを抱える人は10人に1人というデータもあります。

札幌のfeel助産院代表で助産師の矢野根絵里子さんは、「夜泣きの原因は、子どもの状況や環境によっていろいろ考えられるし、いつまで続くかというのも子どもによると思う」と指摘します。

矢野根さんは「母親として『自分ができていない』と思いがちですので…自分が子育てしていたときに悩んでいた経験があるので、自分もそういう部屋、カフェがあったら、車に乗せて駆けつけただろうなって思うので、本当にありがたい存在だなと思いますし、いろんな人の助けになっているだろうなという風に感じた」と共感を寄せます。

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一方で、「支援する側の人が疲弊するということが現場では起きているので、支援する側が、カフェのオーナーさんもそうですが、安心していられるような環境が作れたらいいなというふうに思っている」とも話してくれました。

深夜から早朝へ…温かな共有が変える「朝の景色」

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午前3時。
まどかさんの次女が突然泣き出しました。そっと外へ連れ出します。

午前4時すぎ、隣町の音更町から親子がやってきました。

外谷涼美さん(34)は、「声がすごくて、アパートに住んでいるので、ちょっとご近所さんが気になってしまって」と訪れた理由を明かします。

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野澤さんの活動を支える夫の一盛さんが赤ちゃんをあやし、母親は束の間の休息をとります。

夜泣きのつらさを共有できる、それだけで救われる気持ちになります。

午前6時。
外谷さんは「寝られました。ありがたいです…いつも1人でがんばっている夜と違うので、同じ寝不足でも少し晴れやかな朝を迎えられます」と穏やかな表情を見せます。
外谷さんは子どもが生後1か月の頃から利用しているといいます。

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野澤さんも「うちの子もなかなか寝つけなくて、ちょっとイライラしかけたけれど、笑っている私がいたので、それだけでいいなって思いました」と微笑みます。

「夜泣きカフェ」は、眠れない孤独な夜を、光が差し込む希望の朝に変える居場所です。

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夜のママカフェ「おやこのこや」(芽室町東1条2丁目)は女性専用で、赤ちゃんやお子さんと一緒に、またはひとりでゆっくりしたい方も利用できます。
無料で、夜9時から朝6時まで開いています。

夜のママカフェ「おやこのこや」

北海道芽室町東1条2丁目2-1
午後9時~午前6時
開催日は公式Instagramで

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年10月9日)の情報に基づきます。

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