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【そうだ京都、夜に行こう】夜景もジュエリーもキラキラ☆超・貴重な東本願寺&二条城とモダンジュエリー満喫のススメ

  • 2026.11.8

「今年の京都の夜景はひと味違うんですよ!」と鼻息荒く教えてくれたのが、奈良在住のライター・ふなつあさこさん。12月初旬まで開催されているライトアップイベントや、2027年1月まで開催されている、夜景とはまた異なる輝きをみせるジュエリーの展覧会を体験し、「おしゃれなオトナミューズの読者の皆様、これ、かなり、お好きだと思います~」と教えてくれました。うわあ、これは、思わず「そうだ、冬の京都、行こう!」になっちゃいそう!

光の極楽浄土や〜!《NAKED GARDEN NIGHTS 東本願寺・渉成園》

プロジェクションマッピングやイルミネーションなど光を駆使した体感型アートイベントを手がける「NAKED」がこの秋、京都のふたつの名所に魔法をかけてます。まずは、東本願寺。京都駅から京都タワー側に出て、徒歩7分ほど。いつもはない御影堂門にひらめくヴェール……期待が高まる!

京都の方々に“お東さん”と親しまれている東本願寺に夜お邪魔できるだけでもスペシャルなのに、中に入ると、蓮華をかたどった小さな灯りの連なりの向こうに、京都タワーがドーン。なんというロケーション!

このイベントだけの提灯が用意されているので、せっかくだからお借りしました(別料金っす)。色によって、仏教にまつわる4種の生き物が照らし出されます(砂利の上だとよくわからないけど……)。
会場はこちらと、少し離れた場所にある東本願寺の飛地境内「渉成園(しょうせいえん)」の2カ所に分かれているので、提灯あると気分上がるはず。

お参りする前に手を清める手水(てみず)も、光のアートでがらりと表情を変えています。

で、ですよ。このイベントで私が絶対に、絶対に参加してほしいと強くオススメしたいのが、通常は非公開の、御影堂門の楼上に上がれること。こちらは、EXサービス(※)会員限定!
※東海道・山陽・九州新幹線のネット予約およびチケットレス乗車サービス

仏さまの頭上に幻の天井画「飛天舞楽図」が光で描き出されるスペシャルすぎる空間で静かに佇んでいると、小さいことがどうでもよくなってくるから不思議。

楼上からは、御影堂前に花咲く光の蓮華もよく見える〜! ヤッホー(違)

ただ、超絶急な階段を上り下りしなきゃいけないので、そのへんは心しといてください。注意喚起のために頑張りましたが、写真とか撮ってないで、全集中(懐)でお願いします。

提灯をぶら下げ、渉成園へ。なんかいい香りするスモークを進むと……

ウェルカムドリンクがお出迎え♡ 京都・伏見の老舗酒蔵、山本本家の日本酒「神聖」いっときました。オトナ、最高。

いい気分でお庭へ進むと、印月池(いんげつち)の水面に秋の景色が映し出されています。幻想的すぎる。

渉成園の客殿「閬風亭(ろうふうてい)」では、京都の名店が手がける食事も楽しめます。写真は、日本酒ペアリングセット 栄寿堂OBANZAI(2,800円)。銘酒「神聖」とともに、スペシャルな夜を味わえます。

水面に浮かぶ蓮華の灯り、侵雪橋(しんせつきょう)、紅葉、京都の街並み。夢かな、幻かな、現実です。

ゆっくりと移ろうさまざまな色の光が、臨池亭(りんちてい)と庭の持つ本来の美しさを際立たせるこの景色を見ていたら、そうだ 京都、行こうしてヨカッタ……ってなるはず。
 
ちなみに、JR京都駅ビル直結の「ホテルグランヴィア京都」宿泊者限定で、臨池亭とその奥に繋がる滴翠軒(てきすいけん)に上がることができるプランも用意されているとのこと。

NAKED GARDEN NIGHTS 東本願寺・渉成園
京都市下京区烏丸通七条上る
開催中〜2026年12月6日(日)
*プランが多数用意されているため、詳しくは公式サイトでご確認を!

世界遺産・二条城を彩る光の寛永絵巻《NAKED meets 二条城 2026》

実は、2026年の京都は一年を通じて「寛永行幸四百年祭」と題してさまざまなイベントが開催されてきたんです。寛永行幸とは、江戸幕府三代将軍・徳川家光が後水尾天皇を二条城に招いて5日間にわたって盛大にもてなしたというできごと。わかりやすくいうと、空前絶後の大接待といったところ。
 
まさにその舞台となった二条城でも、NAKEDによるナイトイベントが開催されています。

徳川家から後水尾天皇に入内(結婚したってことですね)し、寛永行幸にも立ち会った徳川和子(まさこ)、のちの東福門院をキーパーソンとして、茶道や着物などにセンスを発揮した彼女の美の感性を現代に開く──というのが、二条城での体験型アートのコンセプト。

天皇の暮らす京都御所の守護と、将軍が上洛した際の宿泊所として築城された二条城はとにかくスケールが大きい! したがって、光のアートもスケールが大きい! こちらの作品も人が通ると孔雀などが横切ったりするのに、撮影しようと走っても間に合わなかったので、ぜひ現地でご体感ください。

内堀の石垣には、光の糸が文様を描きながら織物を描き出していくさまがダイナミックに映し出されています。ネタバレになるので写真でお届けしますが、ほんのワンシーンです。しっかり防寒して、じっくりご覧ください。

光と霧が織りなす幻想的な紅葉のなかを歩いていると、やさしい和の音色……。香りが漂う作品もあり、まさに五感で楽しめるナイトイベントです。

え? 味覚は? って? もちろんありますとも。甘味やお茶、スープや日本酒が用意されておりますよ〜。私は井筒八ツ橋本舗の「夕霧」とお煎茶いただきました。

現在の“着物”の原型となった「小袖」を宮中に持ち込んだといわれているのが和子さんであることにちなみ、白い衣を羽織って江戸時代のファッション誌にあたる『小袖雛形本』をめくり、好みの柄を光でまとうことができる、体験型アートも。これはですね、おひとり様で撮影するのは難易度高かったんで、ツレをジョインして訪れるのがおすすめ。

「NAKED meets 二条城 2026」の音声ガイドを務めるのは、日向坂46の正源司陽子さん。Spotifyをはじめ、各種音声配信サービスで、なんと無料で聴くことができるので、ぜひ。

NAKED meets 二条城 2026
開催中〜2026年12月5日(土)
*プランが多数用意されているため、詳しくは公式サイトでご確認を!

キラキラ、だけじゃない《京都国立近代美術館/「ジュエリーは、誰を夢みる」》

ジュエリーは好きですか。好きですよね。好きじゃない人いないよね。では、コンテンポラリージュエリーは好きですか。コンテンポラリージュエリーってなんぞ? って思いましたね。行っちゃいましょ、京都・岡崎の京都国立近代美術館へ。
 
この展覧会を担当した学芸員の先生をして「説明が難しい」という、コンテンポラリージュエリーというものを自分なりに一生懸命説明しますと。金銀プラチナ、大きな宝石などを使って装うためにデザインされたジュエリーとは違い、そのジュエリーの作り手の芸術表現として、さまざまなアプローチが試みられたコンセプチュアルなものがコンテンポラリージュエリーである、といったところだと思います。

あえて展示ケースを使わない無機質な展示室に並ぶ流線型の木製の展示台、大小さまざまなアクリルケースに展示された900点にものぼるコンテンポラリージュエリー。展覧会にはつきものの長い説明もほとんど省かれています。
 
この展覧会全体が現代アートだという印象を受けたので、言葉で説明するのはヤボかな(でも書いてるんですけど)。ぜひご自身の感性で答えを見つけてほしいです。

テッド・ノーテン《Chisaka‘s Bag》

と、いいわけを済ませたので、あとは私が好きだったの作品をいくつかご紹介しておきます。
 
所蔵者の亡くなった妻が愛用していたアクセサリーを閉じ込めたアクリル樹脂に、やはり故人が愛用していたバッグの持ち手を付けた作品。きれいで切ない。

ハイス・バッカー《露の滴》

写真を引き延ばしてラミネート加工したネックレス。なんかの撮影に使えそうな発想だな、とかつい思っちゃう。

嶺脇美貴子《mineorities》

100円ライターやプラモデル、プラスティックのおもちゃといった日用品から、コンテンポラリージュエリーにトランスフォーム。自分のなかのジュエリー観みたいなものが、解体されて再構築されていく感じがまさにこの作品と重なりました。

小嶋崇嗣《パルファム_100ml_オブジェクト_01》、《パルファム_100ml_N》

みなさんご存じの、あの香水瓶のふたを宝石に見立てて制作された作品。たしかに香水って中身が主体なのに、すごいデザイン性の高い瓶に入ってて、使い終わっても捨てられないんだよな〜。

コンテンポラリージュエリーをめぐる旅の最後を飾るのは、ジュエリーデザイナーの薗部悦子さんが詩人の長田弘さん、デザイナーの渡邉良重とともに編んだ絵本『ジャーニー』とそこに登場するジュエリー。
 
壁には、日常の光を身体に投影させて身にまとう小川直子さんのプロジェクト「ジュエリー・ハンティング」が映し出されています。

さて、ジュエリーとはなんぞ。現代アートって、感性を素手で掴んで揺さぶってくるのよね、なんてことを思いながら会場を出てミュージアムショップをのぞいたら、絵本『ジャーニー』と、限定デザインの「BRIGITTE TANAKA(ブリジットタナカ)」のバッグがあったよ〜。物欲〜。

オサレな人ならきっと知ってるインディペンデントのブックレーベル「torch press」が手がけた図録。ポストカードサイズでめちゃくちゃ分厚いです。めちゃくちゃカッコいい。嫉妬〜。

京都国立近代美術館
「ジュエリーは、誰を夢みる」
開催中〜2027年1月17日(日)
*島根県立石見美術館、山梨県立美術館へ巡回(3館合同展)

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