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「え、うそでしょ」換気扇のフィルターを掃除しただけなのに。15分後、シンクの中に広がっていた光景に後悔した瞬間

  • 2026.11.8
「え、うそでしょ」換気扇のフィルターを掃除しただけなのに。15分後、シンクの中に広がっていた光景に後悔した瞬間

洗剤を切らした夏の昼

今年の夏の昼、私はキッチンで換気扇の掃除をしていました。

取り外した銀色の金属製フィルターには油汚れがこびりつき、指でこすった程度では落ちません。

いつもの洗剤を使おうとシンクの下の扉を開けましたが、ボトルは空っぽでした。

「あれ、切らしてたんだ」

買いに行くのも面倒で、家にある別の洗剤を探しました。

そこで目にとまったのが、お風呂場に置いてある強力なカビ取りスプレーです。

「お風呂用のカビ取りでも同じようなものだろう」

お風呂のしつこい黒ずみを落とせるのだから、油汚れにも効くのではないか。そんな安易な考えが浮かびました。

私はキッチンの窓を開け、ゴム手袋を着けてから、シンクに置いたフィルターにスプレーを吹きかけました。

白い泡が網目の奥まで入り込んでいきます。

「ちょっと置いといたほうが、汚れもよく落ちるよね」

そう思ってタイマーを15分にセットし、リビングで洗濯物をたたみ始めました。

15分後、銀色のフィルターが黒く変色

タイマーが鳴り、私はキッチンへ戻りました。

そしてシンクの中をのぞいた瞬間、思わず声が出ました。

「え、うそでしょ…」

銀色だったフィルターが、黒っぽく変色していたのです。

表面にはまだらな黒ずみが広がり、まるで別のものになったようでした。

慌てて水で十分に洗い流しましたが、元の色には戻りません。

表面にはざらついたような傷みも見られ、これ以上洗っても元には戻せそうにありませんでした。

そこで初めてスプレーの注意書きを確認すると、アルミニウム製品には使用できないと書かれていました。

さらに交換用のフィルターを調べてみると、我が家のものもアルミ製だったのです。

「ちゃんと確認すればよかった…」

後悔しても手遅れでした。

結局、傷んだフィルターは買いかえることに。

交換品は取り寄せで、送料と合わせて8000円ほどかかりました。

届くまでの5日間は、油汚れが換気扇の内部に入り込むのが気になり、使用を控えることにしました。

その晩、焼き魚を出した食卓で、夫が鼻をひくつかせました。

「なんか、魚のにおいが残ってない?」

「換気扇のフィルター、古くなったから買いかえたの。届くまで使わないことにしたんだ」

本当の理由を言うのが恥ずかしくて、とっさにそう答えてしまいました。

「そっか。だいぶ長く使ってたもんね」

夫は特に疑う様子もなく、うなずきました。

それから新しいフィルターが届くまで、料理のにおいが気になるたびに、私は窓を開けて換気していました。

数か月後の夜のことです。

夫が焦げついたアルミの鍋をシンクに置き、お風呂場から見覚えのあるスプレーを持ってきました。

「この焦げ、全然取れないんだよな。これなら落ちるかな」

その手にあるカビ取りスプレーを見た瞬間、私は慌てて駆け寄り、夫の腕を押さえました。

「それ、アルミには使っちゃだめ!黒く変色して、表面が傷んじゃうから!」

夫は驚いた顔で、スプレーと私を見比べました。

「よく知ってるね、そんなこと」

「……まあね」

私は曖昧に笑うことしかできませんでした。

キッチンの換気扇には、8000円ほどかけて取り寄せた新しいフィルターが取り付けられています。

夫が同じ失敗をせずに済んだのはよかったものの、あのときのことを思い出すと、今さら本当の理由を話すのも恥ずかしくなります。

結局、私がカビ取りスプレーの注意事項に詳しくなった理由は、まだ夫に打ち明けていません。


※塩素系カビ取り剤は、アルミニウムなど使用できない材質があります。用途外での使用は避け、必ず製品の注意表示を確認してください。また、使用時は十分に換気し、保護眼鏡やゴム手袋などで目や皮膚を保護してください。酸性タイプの洗剤や食酢、アルコールなどと混ざると有害なガスが発生するおそれがあるため、絶対に混ぜないでください。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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