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「保育園からもらった!」5歳の子どもが持ち帰った大きなりんご。家族でおいしく食べた翌朝、先生から聞かされた思わぬ事情

  • 2026.11.7
「保育園からもらった!」5歳の子どもが持ち帰った大きなりんご。家族でおいしく食べた翌朝、先生から聞かされた思わぬ事情

お迎えの帰りに抱えていたもの

夕方、5歳の子どもを保育園へ迎えに行くと、両手で何かを大事そうに抱えて出てきました。

つやつやと赤い、大きなりんごです。

「保育園からもらった!」

子どもはうれしそうに、りんごを持ち上げて見せてくれました。

「わあ、大きいね。今日はりんご狩りだったの?」

子どもはにこにこしながら、りんごを眺めています。

通っている保育園では、季節ごとに畑での収穫体験があります。

私はてっきり、今日はりんご狩りがあったのだと思いました。

「こんなに立派なの、よかったね」

帰り道も、子どもはりんごを大切そうに抱えていました。

その夜、夕食の片づけを終えた私は、さっそくりんごを切ることにしました。

包丁を入れると、しゃりっといい音がして、甘い香りが広がります。

「パパ、これ保育園のりんごだよ」

子どもが得意げに言うと、夫もひと切れ口に運びました。

「おいしいね。すごく甘い」

「本当だね。いいりんごもらったね」

子どももうれしそうに食べています。

家族みんなでおいしくいただき、あっという間にお皿は空になりました。

私は来年もこんな行事があったらいいな、なんて思っていたのです。

翌朝、先生から聞かされたこと

翌朝、子どもを保育園へ送っていくと、玄関で担任の先生に声をかけられました。

「おはようございます。あの、昨日のりんごなんですけど…」

先生は少し困ったような顔をしています。

「はい、どうかしましたか?」

「もう食べちゃいましたか?」

「ええ、昨日の夜に家族で食べましたけど…」

そう答えると、先生は「ああ、そうでしたか…」と申し訳なさそうに続けました。

「実はあれ、収穫祭で飾るために取っておいたりんごだったんです。私が間違えて渡してしまって…。すみません」

「えっ、そうだったんですか!?」

思わず聞き返してしまいました。

「私、てっきりりんご狩りでもらってきたんだと思って…」

「いえ、こちらの間違いなので。本当にすみません」

「そんな、私もちゃんと確認しなくて。もう全部食べちゃいました…」

先生は「大丈夫ですよ」と言ってくれましたが、私は恥ずかしくてたまりませんでした。

子どもは確かに「保育園からもらった」と言いました。でも、りんご狩りに行ったとは一言も言っていません。

勝手に思い込んで、家族みんなでおいしく食べてしまったのです。

その日の夕方、私は家にあったりんごを一つ紙袋に入れ、お迎えのときに保育園へ持っていきました。

「これ、よかったら飾りに使ってください」

先生は少し驚いた様子でしたが、「ありがとうございます」と笑顔で受け取ってくれました。

そして迎えた収穫祭の日。

ホールの飾り台には、りんごがきれいに並んでいました。

子どもは私の手を引いて台の前まで行くと、その中の一つを指さしました。

「あれ、うちのりんご!」

どれが家から持ってきたりんごなのか、私にはもう分かりません。

近くにいた先生と目が合い、お互いに思わず笑ってしまいました。

あの日、何も知らずに家族でりんごを食べたことを思い出すと、今でもちょっと恥ずかしくなります。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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