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「台本どおりだったんですね」取引先でのプレゼンを成功させた私。だが、最後の最後にやらかした恥ずかしい失敗

  • 2026.11.7
「台本どおりだったんですね」取引先でのプレゼンを成功させた私。だが、最後の最後にやらかした恥ずかしい失敗

何度も練習した大事な発表

取引先に新しい提案をする大事なプレゼンを任され、私は何週間もかけて準備をしてきました。

話す順番や資料を切り替えるタイミング、途中で入れる冗談まで、細かくメモに書き込んであります。

実際に声に出して何度も練習し、時間も確認しました。

緊張はありましたが、できる限りの準備はしたつもりです。

当日は、取引先の会議室での発表です。

始まる直前まで、備え付けのパソコンでメモを開き、最後の確認をしていました。

確認を終えると、メモは閉じずに、その上から発表用の資料を開きました。

「では、始めさせていただきます」

私はスクリーンの横に立ち、資料を指しながら話し始めました。

向かいの席では取引先の担当者がうなずき、その隣では上司が腕を組んで聞いています。

そして、発表が中ほどまで進んだところで、用意していた冗談を口にしました。

「この方法なら、私の机の上の書類の山も、少しは低くなるはずです。たぶん、ですけど」

すると、担当者が笑い、上司もつられたように笑ってくれました。

(よかった、ちゃんと伝わった)

私はほっとしながら、そのまま説明を続けました。

発表後、スクリーンに残っていたもの

プレゼンは予定より早く終わりました。

私はパソコンのスライドショーを終了し、担当者に向き直ってお辞儀をしました。

「とても分かりやすかったです」

担当者が笑顔で声をかけてくれました。

「ありがとうございます。そう言っていただけて安心しました」

「途中の冗談も面白かったですよ」

「あ、ありがとうございます。あそこも結構練習したんです」

そう答えると、担当者はまた笑ってくれました。

隣の上司も満足そうにうなずいています。

何週間も準備してきた甲斐があったと、私は胸をなでおろしました。

残った資料をカバンにしまい、帰る支度を整えます。

最後に、パソコンに表示されていたウィンドウを閉じました。

そのまま手元の荷物に目を向けたときです。

「あれ、これ…」

担当者の声が聞こえました。

顔を上げると、担当者がスクリーンを見ています。隣の上司もそちらに目を向け、二人が笑い始めました。

何だろうと思ってスクリーンを見ると、プロジェクターがついたままです。

しかも、そこに映っていたのはプレゼン資料ではありませんでした。

資料を閉じたことで、その下に開きっぱなしになっていた私のメモが大きく表示されていたのです。

画面の真ん中には、太い文字で、

「ここで笑いを入れる」

と書いてありました。

(うそ、これ映ってたの!?)

私は一瞬、固まってしまいました。

「台本どおりだったんですね」

担当者が笑いながら言いました。

「すみません……。メモを閉じ忘れてました」

私は恥ずかしくなり、慌ててパソコンの画面からメモを閉じました。

「いや、でも本当に分かりやすかったですよ」

担当者はそう言ってくれましたが、私は顔が熱くなるのを感じていました。

帰りの廊下で、上司がまだ少し笑いながら言いました。

「最後の画面が一番ウケてたかもしれないね」

「もう、忘れてください……」

そう答えるしかありませんでした。

何週間も練習したプレゼンで、まさか最後に自分のメモを披露することになるなんて。

発表そのものは無事に終わりましたが、あの画面を思い出すたびに、今でも少し恥ずかしくなります。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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