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毎日うんちが出ないとダメ?旅行中に便秘になるのはなぜ?40代・50代の腸活Q&A

  • 2026.11.6

便秘薬は飲み続けてもいい?毎日お通じがないとダメ?実は、うんちや腸については知っているようで知らないことがたくさん。生理中やお酒を飲んだときのおなかの変化、便通を整えるための運動習慣など、そんな便秘や腸活にまつわる疑問を専門家が解説します。

美ST世代のうんちに関する素朴な疑問、質問を胃腸さんに聞いてみたい

Q.抗生物質を飲むと腸内細菌が死ぬと聞いたのですが本当?
A.減ります。でも1週間〜1ヵ月で戻ります

抗生剤を飲むと悪い菌だけでなく、体に必要な菌も減らしてしまいます。しかし放っておいても約1週間~1ヵ月で腸内環境は戻るので気にしないで大丈夫。抗生剤を飲んでから下痢が止まらないなどの症状がある場合はビフィズス菌を積極的に摂ってサポートするのも〇。

Q.お酒を飲むとうんちがよく出るのは私だけ?
A.よく出るのではなくゆるくなっているだけかも
アルコールは腸を刺激して、腸の動きを活発にする作用があるので、一見お通じが良くなったように感じます。水分摂取の絶対量がとても多くなったことで、水分を吸収する機能が低下して、そのまま腸管に行って軟便や下痢の原因になってしまうのです。

Q.白米を食べないとうんちがよく出ないと聞いたのですが本当?うどんやそばじゃダメ?
A.うどんよりお米。形が残っている炭水化物を
白米だけではなく五穀米や玄米など、穀物の形が残っているものは比較的食物繊維が多く含まれています。一方、うどんやパスタのように精製した麺類は食物繊維の鎖が切れてしまっているので糖として吸収されやすいです。食物繊維量が多いお米がおすすめ。

Q.整腸剤でお腹が痛くなることがあります。ちょっとお腹が痛いくらいなら無理して飲んで出したほうがいい?
A.お腹が痛くならない非刺激性の整腸剤を
整腸剤を飲んでお腹が痛くなるということは、飲むことでお腹の動きを活発にする刺激性タイプかと思われます。刺激性タイプを毎日長期間服用すると大腸が疲弊して効果が低下してくることが多いようです。酸化マグネシウムなどマイルドな非刺激性タイプを。

Q.生理中にお腹がゆるくなるのは私だけ?
A.生理前は便秘に、生理中にはゆるくなる人がいます
女性ホルモンは生理周期によって変動します。生理前に分泌される女性ホルモンの影響を受けて便秘になる人が多いです。生理開始時にはプロスタグランジンという物質が分泌されて子宮が収縮するので、子宮と隣接する腸管もその刺激を受けると下痢気味に。

Q.便秘薬を飲むと腸がツルツルになると聞いたのですが…。
A.刺激性下剤を飲み続けると腸には良くないです
刺激性下剤は即効性がありますが、使い続けると自らの腸の動きを低下させてしまうため、継続的な摂取は避けるよう推奨されています。最近は病院でも急性な便秘に単発で処方されることはありますが、慢性的な便秘に処方して飲み続けるようなことは少ないようです。

Q.うんちは油をとらないと出ないって本当?
A.油はうんちを滑らせません
脂質は胆汁の分泌を促し、腸管の動きを活発にします。ただし滑らせているのではなく、刺激しているだけ。空腹時や不調時に揚げ物をとりすぎると刺激が過剰になり、下痢を招くことも。油がうんちをオイルコーティングして便通を良くするようなことはありません。

Q.うんちが美人でないと分かったときまず最初にやるべきことは?
A.何よりも毎朝トイレに座る習慣を!
体には、繰り返した動きをリズムとして刻む性質があります。だから毎朝決まった時間に5分間、出ない日も座ってみて。続けるうちに体が朝を覚えて、自然とうん意が起こるようになります。その土台作りと同時に食事の見直しと運動の習慣をつけましょう。

Q.「量は出るけど数日に1回」or「量は少ないけど毎日出る」はどっちがいい?
A.2日に1回でもどっさりが理想的です
量が少なくて毎日出るというのは、ところてんのように直腸に溜まった便がちょこっとだけ押し出されているようです。全部出切っていなくて、ずっと腸にうんちが溜まった状態。毎日出なくて良いので、バナナ状の太さのうんちをすっきり出し切る方が良いです。

Q.旅行中だとうんちが出なくなるのはなぜ?
A.交感神経が優位になるので腸の動きが悪くなります
旅行中はテンションが上がり、環境の変化に対する緊張もあり腸の動きが悪くなります。いつもと違う食べ物で消化吸収能力も低下し、便秘になりやすいです。旅先には自分に合う整腸剤を持参すると安心。水分補給を意識して、毎朝トイレに座る習慣も忘れずに。

揺らす動きでうんちを美人に

腸の自らの動きは年齢とともに低下していきます。だから外から揺らして起こしてあげる。必要なのは汗をかく量ではなく、体を上下に響かせる刺激です。今日から、跳んで、上って。

1.通勤やお出かけ時には階段を使う

腸が求めているのは、息が切れて汗だくになるほどの運動ではなく、腸を上下に動かす刺激です。階段の上り下りは上下運動だけでなく、腹圧の自然な変化と腸への物理的な刺激が同時に起こります。まずは1階分からエスカレーターを階段に変えてみてください。

2.童心に帰って縄跳びをする

体を縦に動かして腸管に刺激を与える手っ取り早い運動が縄跳び!一番効果的なうえ、安くて手軽。一重飛びを50回、1分でできます。

3.寝る前にレッグレイズをする

寝た体勢で、腸を本来の位置に戻す目的で行いたいレッグレイズ。ベッドや布団に寝ころんだら、お尻が少しベッドから出る位置にセット。両足を揃えて垂直に持ち上げます。そのまま息を吐きながら腰を反らさずゆっくり脚を下ろします。5回~10回でOKです。

4.うんちの出やすい姿勢があります

実は、排便時の姿勢でも出やすさは変わります。立っているあいだ、うんちが漏れないよう直腸を押さえている筋肉。洋式便座では締まったままですが、和式のようにしゃがめばゆるみます。足元に踏み台を置いてみて。

 

教えてくれたのは…

看護師 胃腸良子さん

消化器科の内視鏡技師として20年、約2万人の患者さんのケアにあたる。腸内細菌が健康に与える影響に強く興味を持ち、BIOサプリメーカーを設立。さまざまなメディアで美しい腸内フローラ作りを発信している。

本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。

『美ST』2026年11月号掲載

イラスト/永山恵 取材/菊池真理子 編集/岡村宗勇 再構成/Bravoworks,Inc.

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