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引退したジルベールも大画面で。『パリ・オペラ座 IN シネマ 2027』は4演目

  • 2026.11.5

パリ・オペラ座バレエの舞台を映画館で上映する『パリ・オペラ座 IN シネマ 2027』の公開が決まった。前シーズンから上映作品を拡大した全4演目を、2027年2月から7月にかけて各1週間限定で上映する。日本版予告とメインビジュアルもあわせて公開された。(フロントロウ編集部)

ヌレエフの3作と、イヴ・サンローランが衣装を手がけたプティ作品

ラインナップは『ロミオとジュリエット』『白鳥の湖』『ラ・バヤデール』『ノートルダム・ド・パリ』。前の3作はいずれも、パリ・オペラ座バレエの黄金時代を築いたルドルフ・ヌレエフの版だ。残る『ノートルダム・ド・パリ』はローラン・プティの振付で、衣装をイヴ・サンローランが手がけている。

トップバッターは2月5日(金)からの『ロミオとジュリエット』。ヌレエフ版は男性ダンサーに超絶技巧の振付を課し、スピーディでモダンな運びのなかに死の影が濃く漂うのが特徴だ。ロミオをポール・マルク、ジュリエットをパク・セウンが踊る。パク・セウンは、アジア人として初めてエトワールに任命されたダンサーでもある。2026年4月にパリ・オペラ座バスティーユで収録された舞台だ。

パリ・オペラ座バレエ『ロミオとジュリエット』の舞台
画像提供:東宝東和

3月19日(金)からは『白鳥の湖』。2024年に劇場公開されて大ヒットした作品で、王子の家庭教師ロットバルトの正体が悪魔という、王子の深層心理に光を当てたヌレエフ版ならではの設定が見どころになる。オデット/オディールはパク・セウン、ジークフリート王子はポール・マルクと、『ロミオとジュリエット』と同じペアが続けて主役を務める。

パリ・オペラ座バレエ『白鳥の湖』の舞台
©Natalia Voronova

『ラ・バヤデール』は、ドロテ・ジルベールを大画面で見る機会に

4月16日(金)からの『ラ・バヤデール』は、ヌレエフが最後に手がけた全幕バレエ。古代インドを舞台に、寺院の舞姫ニキヤと戦士ソロル、王女ガムザッティの愛憎がぶつかり合う。黄金の仏像が踊る婚約式や、群舞による静かな「影の王国」の場面が続く。

ニキヤを踊るのは、2026年10月にオペラ座を引退したドロテ・ジルベール。ソロルはユーゴ・マルシャン、ガムザッティはロクサーヌ・ストヤノフで、ブロンズ・アイドル役には2026年6月にエトワールへ昇進したトマ・ドキールが入る。引退を控えた2026年6月に収録された舞台で、ジルベールの踊りを大きなスクリーンで見られる貴重な機会になる。

パリ・オペラ座バレエ『ラ・バヤデール』の舞台
©Natalia Voronova

シーズンを締めくくるのは、6月25日(金)からの『ノートルダム・ド・パリ』。ヴィクトル・ユゴーの小説をもとに、プティがパリ・オペラ座のために振り付けた作品で、音楽は『アラビアのロレンス』などの映画音楽で知られるモーリス・ジャールが担当した。エスメラルダをアマンディーヌ・アルビッソン、カジモドをユーゴ・マルシャンが踊る。

パリ・オペラ座バレエ『ノートルダム・ド・パリ』の舞台
©Yonathan Kellerman / OnP

予告は「4つの選りすぐられたバレエが今、幕を開ける」

日本版予告では、4作品の名場面が次々に切り替わり、それぞれの作品の違った魅力が短い映像に詰め込まれている。ピンクを基調にしたメインビジュアルには4作を象徴する舞台写真が並び、「扉のむこうは、フランス、パリ・オペラ座 幻想の世界へ――」というコピーが添えられた。

上映はTOHOシネマズ 日本橋、札幌シネマフロンティア、大阪ステーションシティシネマ、kino cinéma 天神など全国12館。料金は一般3,700円、学生2,500円(いずれも税込)。配給は東宝東和。パリ・オペラ座の舞台衣装といえば、最近ではシャネルが手がけた衣装も話題になったばかりだ。

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