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「年相応だなって認識していただきたいです」『ダウンタイム』でも好演【安達祐実】の一問一答

  • 2026.11.6

「私が思うその人の魅力を、クリエイター同士の自由な化学反応で、ファッション誌だからできる表現で見せたい」と語るスタイリスト長澤実香さん。
 
今回はドルチェ&ガッバーナ×安達祐実さん。創業40周年を超え、変わらぬレガシーを追求するブランドと、2歳でデビューし、今年芸歴43年となる天才俳優が交わる瞬間。

DOLCE & GABBANA × 安達祐実

前後が同じデザインのジャージードレスは、女性のからだをポジティブに見せてくれる美シルエット。「グラマーな人はシュッと見えるし、華奢な人はグラマーに見える魔法のドレス。これにメンズライクなシューズを合わせるのがモダンに見せるポイント」と長澤さん。
 
ドレス¥748,000、シューズ¥146,300(共にドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)

安達祐実ってどんな人?

——Netflixシリーズ『ダウンタイム』、面白すぎて一気観しました!  安達さんの演じたキャバ嬢の板井佐緒里役、圧巻でした。
 
ありがとうございます! 特殊メイクをするのに毎回3時間かかったんですよ。
 
 
——すごくリアルで圧倒されました。安達さんご自身は今45歳ですが、アンチエイジングにご興味はありますか?
 
なるべくナチュラルにいこうと思っています。若く見られることが多いですが、年相応だなって認識していただきたいです。
 
 
——“奇跡の40代”と評判ですもんね。
 
もしかして世間からは「若く見られたい人」って思われているのかな、って。若く見えるね、って言っていただくことは嫌ではないのですが、虚像を作り出している気がして不安になるときがあります。年齢相応にシワだって増えているし、肉体も衰えてくるし。でも、そういうことが“生きる”ってことだと思っているんです。
 
 
——実際とパブリックイメージにギャップがある?
 
そうですね。小さいころから現実とイメージの違いに苦しんできて、なんとかそこから抜け出そうと思って生きてきたので。またイメージがついちゃう、どうしようみたいな気持ちになったことはありました。
 
 
——2歳でデビュー、12歳で『家なき子』で脚光を浴びて“天才子役”と謳われて。
 
自分はただちょっと演技が得意だったぐらいの感じだったので、天才じゃないのに、どうやって天才じゃないのを隠していったらいいんだろうみたいな怖さはありましたね。
 
 
——その感情を中学生で背負うのは、相当なプレッシャーでしたね。
 
そうですね。18〜19歳ぐらいのころ、子役から大人の俳優になっていく過程でも大きなスランプにぶつかりました。それまでは人から言われたことをやっていればよかったのが、急に、こういう演技はどうですか?  とか、自分はこういう風に考えているとかを、発言したりやってみせたりすることを求められることに、なかなかついていけなくて。自分には才能がないのかもって、落ち込むこともたくさんありました。でも、俳優を辞めたいと思ったことは一度もなかった。それは、多分他の何よりも演じることが好きだったからだと思います。
 
 
——今に繋がるキャリアの転機になったのは、どの作品でしたか?
 
東村アキコ先生原作の『主に泣いてます』というドラマです。それまであまりやってこなかったコメディに挑戦した作品だったのですが、役者としての幅が広がったと思います。

漆黒のウールで仕立てたジャケットは、パディングを施した立体的なペプラムでウエストを際立たせたクチュールライクなデザイン。スカートはウエストにプリーツとギャザーを施し、ふわりと広がるシルエットが華やか。「ウエストとヒップのメリハリがきいたドルチェ&ガッバーナらしいルック」。
 
ジャケット¥803,000、スカート¥594,000(共にドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)

——安達さんというと、映像の印象が強いですが、実は舞台にもたくさんご出演なさっていますね。
 
はい。映像はある程度のことのことは分かっているつもりですが、演劇のキャリアはそんなに長くないので、できないことがあり過ぎて。
 
 
——やはり全然違うものですか?
 
そうですね。演劇っぽいお芝居って絶対に必要だけれど、私は“あの人、映像も舞台もあんまり変わらない感じでやれる人だね”っていう役者になりたくて、意識的に舞台に挑戦するようにしています。
 
 
——俳優として長年第一線で活躍していらっしゃる秘訣は何だと思いますか?
 
“クサらない”ってことですかね。山あり谷ありの芸能生活ですが、図太いし、へこたれないみたいなところがあるから続けられたのかなと思います。
 
 
——自分をひと言で表現するとどんな性格?
 
う〜ん、「冷静」かなぁ。でも、家族とかに言わせると、全然冷静じゃないみたい。
 
 
——お子さんと一緒のときはどんな安達さんなんですか?
 
私も好きなことを一緒に楽しんでいる感じです。20歳になる娘は今海外にいるんですが、帰国したときは2人で原宿にショッピングに行ったり。10歳の息子とはすごく趣味が合うんですよ。私が仕事を終えて帰宅すると“今から夜の散歩に行こう”って誘われて、近くの公園までゆっくり歩いたり。京都にお寺巡りに行ったりもします。
 
 
——なんだか素敵ですね。ちなみに、普段はどんなファッションがお好きですか?
 
若いころは派手な服が好きだったんですよ。みんなが思っているよりも自分は尖った人間だっていうのを理解してほしくて攻めた服を着ていた時期もあるんですが、40歳になるくらいのころから、肩の力が抜けて、着飾ることをしなくなりましたね。今は、シャツが好き。若干きちんとした感じの服が好みです。
 
 
——冷蔵庫に常備しているのは?
 
豆乳。プロテインを摂ろうと毎朝必ず飲んでいます。
 
 
——疲れたときの癒やしグッズは?
 
こんにゃくタオル。本物のこんにゃくからできているから摩擦もなく、新感覚ですよ!
 
 
——最近のお買い物でテンションが上がったアイテムは?
 
ウンベラータっていう大きな観葉植物かな。ソファに座ると見える位置に置いてあって、癒やされます。大好きな植物があって、猫がいて、そういうのが幸せですね。
 
 
——好きな言葉を教えてください。
“大丈夫”。人にかける励ましにもなるし、自分に言い聞かせることもできる。魔法の言葉みたいに感じます。

フロントとバックがほとんど同じデザインのテーラードジャケットにデニムでヌケ感を出したコーディネート。一見マニッシュなジャケットに見えて、実は襟元や背中のあき具合、からだが泳ぐシルエットに女性らしさが薫るデザイン。
 
ジャケット¥1,067,000、デニムパンツ¥193,600(共にドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)

Profile_安達祐実(あだち・ゆみ)/1981年東京都生まれ、45歳。2歳からキッズモデルとして活動を開始、94年の日本テレビ系ドラマ『家なき子』で本格的にブレイク。その後も子役から大人の俳優へしなやかな脱皮を果たし、常に最前線で幅広い役をこなす実力派俳優として数々の映像作品、舞台に出演。ファッションブランド「虜 Torico」やコスメブランド「Upt(ウプト)」のプロデュースなども手がける。

Profile_長澤実香(ながさわ・みか)/札幌生まれ。地元の広告代理店でのOL経験を経て、ファッションに携わることを目指し上京。モードをリアルなスタイリングに落とし込む達人として、コンサバ誌からモード誌まで幅広く活躍する人気スタイリストに。説得力のあるスタイリングポリシーと、切れ味のよい軽快な語り口が魅力で、トークショー、ブランドとのコラボレーション、ディレクションなどオファーは多岐にわたる。

direction & styling: MIKA NAGASAWA hair: HORI [BE NATURAL] make-up: KIE KIYOHARA text: MIWAKO YUZAWA

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