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穴を空けないで! 使い切ったカセットボンベ、正しい捨て方は?

  • 2026.11.4

鍋料理などで便利なカセットボンベ。日常的に使うだけでなく、防災の備蓄としてもストックしている人も多いでしょう。

しかし、カセットボンベには使用期限があることを知っていますか。

購入してしばらく経っていても使って大丈夫なのか、使用期限が切れたものはどのように処分すればよいか悩みますよね。

本記事では、『カセットこんろ』や『カセットガス』で国内トップシェアを誇る岩谷産業株式会社に、カセットボンベの使用期限の確認方法や期限切れのものの処分方法について聞きました。

カセットボンベの使用期限の確認方法

カセットボンベの使用期限の目安は、製造から約7年です。製造年月日は缶底に表記されています。

なお、缶底にアルファベットが書いてありますが、こちらは製造年月日と関係ありません。

画像提供:岩谷産業株式会社

使用期限をすぎたカセットボンベは、内部のゴムパッキンなどの部品が経年劣化することでガス漏れが発生し、思わぬ事故につながるおそれがあります。

また、使用期限切れのほかにも以下のような場合は使用しないでください。

・変形やゆがみが生じているもの。

・ボンベの接続部分、先端部分にサビが出ているもの。

・缶全体にサビが出ているもの。

いずれもガス漏れの危険があるため、使用せずに処分しましょう。

使用期限切れのカセットボンベの処分方法

使用前に期限が切れたなど、中身が残っているカセットボンベは中のガスを出し切ってから処分する必要があります。

※写真はイメージ

作業前に知りたい注意点

中身の残ったカセットボンベを処分する際、穴を開けてガスを抜けばいいと思われがちですが、絶対に穴を開けないでください。

ガスが噴出して途中で止められなくなるため危険です。

処理作業は、風通しのよい屋外の広めの場所で周囲に火の気のない場所であることを確認してから行ってください。

また、ベランダや人の多い場所での作業も控えましょう。

正しい処分方法

それでは、どのようにガスを抜くのが正しいのでしょうか。

以下に、手順を紹介します。

1.風通しのよい屋外の広めの場所で、周囲に火の気がないことを確認します。

2.ボンベの赤いキャップを外し、先端を下向きにしてコンクリートなど、硬い所に押しつけてください。液体状のガスがシューっと出て、気化していきます。

カセットボンベの中身の出し方の画像

画像提供:岩谷産業株式会社

3.ガスを出し切ったらボンベを振ってください。『シャカシャカ』と音がしなければガスが抜け切った状態です。音がする場合は、空になるまで出し切りましょう。缶が冷え切ってガスが出ない場合は、缶を手で温めてから行ってください。

カセットボンベの画像

画像提供:岩谷産業株式会社

4.ガスを出し切ったら、住まいの地域のゴミ出しルールに従って廃棄しましょう。

正しく、安全に処分してくださいね。

 

保管や使用時のNG行動

カセットボンベを保管する時や使用する時、以下のことは避けましょう。

・屋外の金属倉庫やトランク、ベランダなど、カセットボンベが40℃以上の高温になるところに置く。

・電気調理器(IH)の上に置く。

・ほかの熱源の上や近くにボンベを置く。

・たき火や炭火の近くで使用。

・室内でガス抜きをする。

※写真はイメージ

高温になるとカセットボンベの内圧が上がり、破裂する危険性があります。

直射日光と高温を避け、40℃以下の冷暗所に立てた状態で保管してください。

定期的にチェックして安全に使おう

カセットボンベの使用期限の目安は製造から約7年です。製造年月日は缶底で確認できるため、購入してからしばらく使っていないという人はこの機会にチェックしてみましょう。

もし、使用期限がすぎている場合は正しい方法で処理してくださいね。

防災のために備蓄している人も多いカセットボンベ。正しく保管、使用して安全に使いましょう。

[文・構成・取材/ブリジア]

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