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畳オーナーとなることで文化財保護に貢献!福岡の国指定名勝「御花」の取り組みがグッドデザイン賞を受賞

  • 2026.11.3

旧柳川藩主立花家の約400年の歴史を受け継ぎ「国指定名勝に泊まる」という特別な滞在を提供する「柳川藩主立花邸 御花」。

御花は、「柳川藩主立花邸 御花」を舞台に、SAMURAI REBIRTHが推進する文化財資源循環プロジェクト「畳REBIRTH」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。

持続可能な文化財継承のあり方を新たに提案

同プロジェクトは、SAMURAI REBIRTHが主体となり、文化財の維持管理によって生じる古畳や庭園の落葉を資源として再活用。地域の生産者や企業と連携しながら新たな畳へと生まれ変わらせることで、持続可能な文化財継承のあり方を提案する取り組みだ。

「柳川藩主立花邸 御花」は、旧柳川藩主立花家の邸宅として受け継がれてきた歴史ある場所。約7,000坪の敷地全体が国指定名勝「立花氏庭園」に指定され、現在も宿泊施設や料亭、文化財の見学施設として活用されている。

SAMURAI REBIRTH代表で、御花のゼネラルマネージャーを兼ねる立花健太郎氏は「文化財を未来へつないでいくためには、建築物や庭園の保存・修復に加え、日々の維持管理が欠かせません。一方で、民間が所有・運営する文化財には、維持管理に伴う費用負担や担い手の確保など、さまざまな課題があります。御花では、歴史ある文化財をただ保存するのではなく、今の時代に必要とされる場所として活用しながら、次の100年へ受け継ぐことを大切にしています。」と語っている。

こうした文化財継承の新たな可能性を探る取り組みとして、御花を舞台に、SAMURAI REBIRTHが主体となって推進しているのが「畳REBIRTH」。文化財の維持管理から生まれる古畳や落葉を資源として循環させ、再び文化財へと還すことで、持続可能な文化財継承のあり方を提案している。

古畳から新たな畳へと、地域資源を循環させる仕組み

「畳REBIRTH」では、御花の大広間で使用されていた古畳や庭園の落葉を堆肥化し、その堆肥を活用して熊本県八代市の生産者がい草を栽培。

収穫したい草から新しい畳を製作し、2026年1月には、再生された畳80枚を御花の大広間に敷設した。

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堆肥の状態を確認している様子[/caption]

同プロジェクトの特徴は、資源の循環にとどまらず、その過程に地域の生産者や企業、さまざまな立場の人々が参加できる仕組みを生み出していること。

文化財の維持管理から生まれた資源が地域へ渡り、新たな価値を持って文化財へと戻ってくる。文化財を起点とした地域資源の循環と、多様な人々との関係づくりを両立する取り組みだ。

同プロジェクトでは、文化財の継承に参加できる仕組みとして、畳オーナー制度「Joshu(畳主)」を展開している。

文化財に敷設される畳のオーナーとなることで、文化財の保全を資金面から支えるとともに、その場所との継続的な関係を育むことができるだろう。

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目の詰まったハリツヤのある畳に仕上がった[/caption]

こうした仕組みは、文化財を所有者だけで守るのではなく、地域社会や企業、生活者がそれぞれの立場から継承に関わる可能性を示している。

文化財の保存と活用、地域資源の循環、そして多様な主体による共創。「畳REBIRTH」は、文化財継承における新たな協働のあり方を提案している。

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トレースタグを読み込むと生産者情報に行き着く仕掛け[/caption]

なお、好評につき、畳オーナー「Joshu(畳主)」を募集しているとのことだ。新たに畳の提供枠を設け、申し込みを下記の申し込みページで受け付けている。

この機会に「畳REBIRTH」をチェックして、文化財の未来を共につくる一員になってみては。

■柳川藩主立花邸 御花 住所:福岡県柳川市新外町1

「Joshu」詳細・申し込みページ:https://www.samurai-rebirth.com/joshu

(山崎正和)

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