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京都のスパで心身を整える「シックスセンシズ 京都」再訪記|新フェイシャル“OMOTE(オモテ)”

  • 2026.11.3
fujingaho

2024年4月、日本初の「シックスセンシズ」として京都・東山に誕生した「シックスセンシズ 京都」。開業直後の前回は、スパや眠りへのこだわりなど、その全体像をご紹介しました。

あれから約2年。再び足を運ぶと、「シックスセンシズ」ブランドのウェルネスと理念が、京都の文化や土地により深く馴染んでいるようでした。今回のお目当ては、新しいフェイシャルトリートメント「OMOTE(おもて)」。前回とは少し違う視点から、進化した滞在の魅力をお伝えいたします。

本当に「シックスセンシズ京都」はよく眠ることができます。スリープツーリズムが流行る前から、「シックスセンシズ・インテグレーテッド・ウェルネス」という包括的な理念のもと、睡眠を大切に扱ってきた「シックスセンシズ」だからこそ。オリジナルアロマと寝具、そして前回もご紹介した<a href="https://tential.jp/" target="_blank">「TENCIAL(テンシャル)」</a>とのコラボパジャマまで──。安眠のためのあらゆる工夫が滞在に濃縮されています。 fujingaho

京都限定の新フェイシャル「OMOTE」

今回「シックスセンシズ スパ」で受けたのは、2026年8月に始まった京都限定のトリートメント「OMOTE」。日本発のウェルネススキンケアブランド「LAPIDEM(ラピデム)」とともに開発された、90分のフェイシャルメニューです。

天井のベル、そして肌表面をなでる濃密な毛のブラシ。水色の液体が入っているガラスは冷たく、肌表面を冷やしながら水がコポコポと容器のなかを動く音で癒やされます。「ラピデム」の製品以外にも多彩なツールを使って感性を震わせる施術が構成されています。 fujingaho

その着想源は、“能の面”と日本ならではの“引き算の美”。余計なものを重ねるのではなく、その人に本来備わる美しさを際立たせる──という考え方のトリートメントです。

施術はおりんの澄んだ音から始まります。和筆のブラッシング、顔をやさしく包む約40℃の石膏マスク、そして日本生まれの反射療法「足心道(そくしんどう)」へ。 fujingaho

顔だけではなく、全身のつながりにも目を向けます。温かい石膏に包まれているあいだは、外へ向いていた意識が、自分の内側へ少しずつ戻っていくような感覚に。単なる美容のトリートメントではなく、心身を静かな状態へ整えていく儀式のようなひとときです。

石膏マスクは顔表面に塗ったあと、それが固まる過程でキュッと引き締まる実感があります。温かく蒸されるような着け心地で、はずしたあとは顔全体がすっきりとした印象に。使用後のマスクは自分の顔の形になっていて、面白いので撮影させてもらいました。 fujingaho

目指すのは、世阿弥が説いた、人生経験を重ねて初めて宿る「まことの花」。年齢を重ねた肌を否定せず、その人が歩んできた時間まで美しさとして受け止める。その発想に、美容の新しい到達点があるようにも思いました。「OMOTE」は90分で 63,000円です。

スパの「ウェルネススクリーニング」では、約2年前のデータが残っており、比較しながら体調の変化をみてもらうことができます。今回のスクリーニングの結果によると、私は自律神経が乱れぎみで、セロトニンが不足している状態のようでした。体や脳が慢性的な緊張状態で戦闘態勢が長く続き、しっかりと休息や回復ができていないサインがでていたとのこと。具体的に食事の工夫やおすすめの運動法、入浴法、日常生活での注意点などかなり具体的で細かいアドバイスをもらえます。余談ですが、「体や脳が慢性的な緊張状態」でずっと「戦闘態勢」って通っている整体でもいわれました。こういう診断で共通するということは、よほどなのでしょうか。 fujingaho

「Sekki(節気)」の食の世界も進化中

初回の記事で、また泊まりたいと書いたほど印象に残ったのが、「Sekki(節気)」の朝食でした。約2年を経て、その食の世界もさらに深まっています。メニューは二十四節気に寄り添い、食材が最もおいしくなる瞬間を捉えるため、2週間ごとに変化。

フルコースをいただいてお酒を飲んでも苦しくならず、最後までおいしく楽しめるのはきっと食材や油の使い方、味付けの妙のおかげでしょう。そして世界の「シックスセンシズ」ではメニューの約半分を植物由来(野菜たっぷり!)にする目標が掲げられているそうで、「シックスセンシズ」なら何を食べても基本的にヘルシー、といっても過言ではない献立が考え抜かれています。それは話に聞くよりも実際に食べてみたときに心底納得。

この日のメインは「ジョスパー」のオーブンで炭火焼きにした近江鴨と黒まいたけ、城陽のいちじく、大きなしいたけ。スペイン発の「ジョスパ― チャコールオーブン」は、炭の力だけで約400〜500度という高温に達し、食材の旨味や水分を逃さずに一気に焼き上げるといいます。発酵プラムと塩こうじのソースでいただきました。 fujingaho

地元から届く旬の食材を主役に、発酵の技も取り入れます。体にやさしいだけでなく食べる喜びもしっかりと満たしてくれる。おいしさとウェルネスが、一皿のなかで自然につながっています。

また「Sekki」では、「シックスセンシズ」ブランドが掲げる「Eat with Six Senses」の理念を体感できるところにも注目を。「シックスセンシズ」では世界中で、地元で育てられた食材や自家栽培の野菜などを積極的に取り入れ、地産地消と「Less is More(少ない方がより豊か)」の考え方を大切にしています。そして素材のよさを生かした、心と体にやさしい料理を提供。プラスチックやごみの削減にも尽力しています。

朝食はメインセクションから1つ、サイドセクションから2つ好きなメニューをオーダーするセミブッフェ。ブッフェが充実しているので、メインセクションを少しだけいただきたいときは、ハーフサイズでオーダーする裏技も。写真がおすすめの2品(ハーフサイズ)。左はスモークサーモン ポーチドエッグ、右はしょうがとゆずが香るチキンスープ(鶏だんごが入っています)。 fujingaho
朝食のセミブッフェは豊富な野菜メニューのほか、フルーツやフレッシュジュース、そしてパンの種類が豊富。パンはグルテンフリー(米粉)のパンも6~7種類あり、いずれもおいしい。ちなみにディナーのパンもアフタヌーンティでもグルテンフリーを選ぶことができます。 fujingaho

ブレックファストもディナーも、レストランだけの利用が可能です。宿泊する機会がない方も、ぜひ食事だけでも楽しみにきてみてはいかがでしょうか?

2026年9月1日にフルリニューアルしたバー「Nine Tails(ナインテールズ)」も宿泊客以外も利用でき、いま穴場のバーとして話題のようです。モクテルの種類が豊富で、これからもノンアルコールに注力していくとのこと。飲まなくても楽しめるラインアップが充実しているというのは、さすがウェルネスを掲げる「シックスセンシズ」らしい試み。もちろんお酒もおいしいです! リニューアルを機にレストランとバーをつなぐ通路に楽しい仕掛けが設けられました。それは、酔っ払った狐のあしあと(笑)。ふらふらと千鳥足で、どこに辿り着くのか……実際に「シックスセンシズ京都」で見届けてください。 fujingaho

独自の取り組みはさらに地域とともに

開業時にも感心したのが、滞在の随所にさりげなく当たり前のように環境への取り組みが行われていることでした。この姿勢は、世界の「シックスセンシズ」ブランドに共通するアイデンティティ。

ここ京都でも開業から約2年を経て、地域とのつながりがより濃密なものへ。地元の旬の食材をキッチンに取り入れるだけでなく、厨房の廃棄物を堆肥にして庭やハーブ栽培へ。さらにホテル全体の売り上げの0.5%を専用基金に拠出し、森林や文化継承を支援。旅を楽しむことが、土地の未来を守ることにもつながる──。押しつけがましさのない、心地よい取り組みの形です。

世界共通の「アースラボ」は「シックスセンシズ」の哲学を体現した部屋。ここでは客室やダイニングなど館内で使われる水のろ過やボトリングが行われており、定期的にワークショップも開催されています。今回は天然の抗菌作用をもったミツロウラップづくりを体験。食品を乾燥から守り、繰り返し使うことができるラップです。 fujingaho

ホテルを目的地にする京都への旅を!

最先端のウェルネスの知見と京都の伝統文化を、肌や食、土地との関係まで一続きの体験にする「シックスセンシズ 京都」──。

ここで叶うのは忙しい日常で少し鈍っていた自らの感覚を呼び覚ますための滞在。若さを追うのではなく、いまの自分を肯定して本来の活力を取り戻す。そんな美と健康のひとときを得られるはずです。

トリートメントルームからも分かるように「シックスセンシズ」ブランドにとって“音”は象徴的なパーツのひとつ。それはロゴにも表現されています。表現方法はそれぞれの「シックスセンシズ」によって異なりますが、音はゲストを“自分自身”と“周囲の環境”へと調律するものと考えています。それゆえ「シックスセンシズ」は世界中で必ずサウンドヒーリングを提供。その音の療法の力を活用しています。今回はサウンドヒーリングのアクティビティにも参加。大小さまざまなシンギングボウルの音を聞くことで心身の疲れを手放し、まさに自分自身を整えるようなひとときを得ることができます。インド中央政府公認ヨガインストラクターの小口さんが担当。 fujingaho
中庭に面した2階の客室。夏は緑が目にやさしく、これからの季節は紅葉も。(紅葉の見ごろは12月中旬頃とのこと) fujingaho

日本で唯一の「シックスセンシズ スパ」を目的に、あえて“ホテルで過ごす京都旅”を計画してはいかがでしょうか。

なお、人気の日帰りのウェルネスプランにもご注目を。宿泊せずに半日や1日で、ウェルネススクリーニングを中心としたプログラムを受けることができる心身のヒーリングプログラム「ブロッサム & アンワインド」85,950円(半日・1名)~。フェイシャルトリートメントやアフタヌーンティがセットになっています。

ここの温浴施設とジムが大好き。高温のドライサウナと水深の深い水風呂があるところが特に好き。水風呂は約16~17度で一般的な水風呂(18~20度)と比べて2度も低いのです。女性用としては“攻めている”設定で、サウナ好きにはたまらない。水風呂の水深が深いので、立ったまま入っても肩まで水に浸かることができます。 fujingaho

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