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「昔は陸上部だったから」リレーで張り切った上司 → 翌日の変わり果てた姿に一同爆笑

  • 2026.11.3

これは、筆者の元職場で行われた店舗対抗リレーの話です。張り切った上司のAさんがアンカーを務めることになったのだが──?

元陸上部の上司がリレーに出場

私が以前勤めていた職場には、上司のAさんがいた。
Aさんは真面目だが、気さくに話せる人だった。

ある日、会社の親睦イベントで店舗対抗リレーが行われることになった。
若手が出るイベントだと思っていた私は、上司のAさんも出場すると聞いて驚いた。
学生時代は陸上部で、短距離走が得意だったそうだ。

「昔は100メートル、かなり速かったんだぞ」

そう胸を張るAさんに、後輩たちは「じゃあアンカーお願いします!」と大盛り上がり。
本人もまんざらではない様子だった。

若手社員に対抗して全力疾走

当日、Aさんは誰よりも念入りにストレッチをしていた。
ピストルの合図とともに第一走者が一斉に飛び出した。
そしていよいよ最終走者にバトンが渡り、Aさんの前には20代の男性社員が走っていた。

「まだまだ若い奴には負けん!」

勢いよく飛び出したAさん。
しかし、腕の振りに足がついてこない。
上半身だけが先へ進もうとしているような、なんとも不思議な走り方だった。

それでも必死に走り抜き、結果は3位。
ゴール直後は息も絶え絶えだったが、若手から拍手されると得意げに親指を立てていた。

翌日、Aさんの歩き方に異変が

本当の見せ場は翌日だった。
廊下の向こうから、手すりにつかまりながら歩く人影が近づいてきた。
よく見るとAさんだ。

両脚がひどい筋肉痛らしく、階段を一段下りるたびに「くっ」と声が漏れている。
「大丈夫ですか?」と尋ねると、「大丈夫。ちょっと張り切りすぎただけ」と笑った。

しかし椅子に座ろうとした瞬間、「いててて!」と声を上げて固まってしまった。
昨日の勇ましい姿とのあまりの違いに、私は笑いをこらえるのに必死だった。

上司の宣言に後輩が放った一言

そこへ昨日のリレーを見ていた同僚が通りかかり、「昨日より今日のほうが目立ってますね」と一言。

Aさんは苦笑いしながら、
「来年は走らん。監督に専念する」と宣言した。

すると近くの後輩が真顔で、
「代償がでかすぎますよね」と返した。
私たちは返事を待たずに吹き出してしまった。

その日のAさんは、昨日の勇ましい姿から一転、誰よりもゆっくりとした足取りで社内を移動していた。

【体験者:40代・女性、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:maki - Qoly-Sports&the Style

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