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【パク・ジフンに夢中】話題の韓国ドラマと料理家・ワタナベマキさんの絶品たらレシピ

  • 2026.11.2

韓国カルチャーをこよなく愛する料理家のワタナベマキさん。
マキさんの「今気になる」人を毎月ピックアップ。
今月は、ドラマ『伝説のキッチン・ソルジャー』で話題のパク・ジフンさん。劇中の料理から着想を得た、ご家庭で簡単に作れる「たらのポモドーロ煮」レシピとともにお届けします。

【今月のひと】パク・ジフン

©aflo

1999年韓国生まれ。子役として芸能活動を始め、オーディション番組から誕生したグループ「Wanna One」のメンバーとして人気を集める。
近年は俳優としても活躍し、『弱いヒーロー』シリーズでの繊細な演技が高く評価される。2026年に大ヒットした歴史映画『王と生きる男』で百想芸術大賞・新人演技賞(映画部門・男性)を受賞。

まなざしだけで表現する繊細で奥深い演技が魅力です

韓国ドラマには、おいしそうな料理が登場する作品がたくさんありますが、『伝説のキッチン・ソルジャー』は、料理が物語の中心にある作品です。

舞台は韓国軍。炊事兵として配属された青年が、毎日、大勢の兵士たちの食事を作ります。一見するとコミカルですが、料理を通して人を支え、仲間との絆を育んでいく姿が丁寧に描かれていて、毎回楽しみに見ていました。

気づけば私もいつの間にか厨房の片隅へ……

主人公を演じるのはパク・ジフンさん。彼に惹かれたきっかけはドラマ『弱いヒーロー』でした。
怒りや悲しみを大げさに表現するのではなく、静かなまなざしや息づかいで伝える演技が本当に見事でした。今作でも、その繊細な表現力は健在。失敗や葛藤を繰り返しながらも、一歩ずつ成長していく姿に、自然と応援したくなるのです。

このドラマに登場する料理は、ただ空腹を満たすためのものではありません。
仲間である兵士たちに少しでもおいしいものを食べてもらいたい。そのまっすぐな思いが、一皿一皿から伝わってきます。

さらに、それを押しつけがましく感じさせないのは、彼のお芝居があってこそ。
感情を大きく表に出さなくても、まなざしひとつで主人公の優しさや葛藤を表現しているのです。

主人公に次々と難題が降りかかるたび、「私ならどうするかな」と頭の中で献立会議が始まり、気づけば私も炊事兵の一員です。
限られた食材や設備の中で、兵士たちのためにどうすればもっとおいしく作れるか、一緒に作戦を練っている気分でした。

今回は、劇中で印象に残った魚料理から着想を得て、「たらのポモドーロ煮」を作りました。ドラマでは、冷凍のたらの臭みをやわらげるために、揚げ焼きにしてトマトを加えています。
その発想をヒントに、私は玉ねぎの甘みを引き出しながらトマトで煮込み、仕上げにコチュジャンを少し加えてコクをプラスしました。あれこれ悩んだ献立会議の、その成果です(笑)。

韓国で食べたローカルフードさばのチゲ
先日行ったソウルで地元のタクシー運転手さんたちに人気の食堂へ。
さばチゲは、ワイルドで力強い味わい。「軍隊でもこんな料理が出てくるのかな」と想像しました。

焼き目をつけて、うまみを閉じ込める! たらのポモドーロ煮

仕上げのコチュジャンが味の決め手。
少量でもコクが加わり、トマトのうまみをぐっと引き立てます。
煮汁まで残さず味わいたくなるおいしさです。

材料 –2人分–
生たら … 2切れ
玉ねぎ … 1/2 個
にんにく(みじん切り) … 1 かけ分
トマトホールカット缶 … 1/2 缶(200g)
塩 … 小さじ1/3
薄力粉 … 小さじ1
米油( またはサラダ油) … 小さじ1
酒 … 大さじ1
コチュジャン … 小さじ1
しょうゆ … 小さじ1

作り方
1. 玉ねぎは縦に1㎝幅に切る。

2. たらは皮のぬめりをのぞき、2 ~3等分に切る。塩をふり10 分置いて水気をふく。焼く直前に薄力粉をはたく。

3. フライパンに油とにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら1 、2 を入れる。たらに焼き目がつくまで焼く。

4. トマトホール缶、酒、塩少々(分量外)を加えてひと煮立ちさせてアクをのぞき、ふたをして7分弱めの中火で煮る。

5. コチュジャン、しょうゆを加えてなじませる。

マキさんのコ・レ・観・て・!

『伝説のキッチン・ソルジャー』

軍隊の炊事兵となった青年が、料理にまつわる“クエスト”をクリアしながら、限られた食材や環境の中で工夫を重ね、部隊の食卓を変えていく物語。
料理が人を動かし、仲間との関係を変えていく過程が丁寧に描かれる。

『伝説のキッチン・ソルジャー』
ディズニープラス スターで見放題全話独占配信中
©STUDIO DRAGON CORPORATION & TVING Co., Ltd. All Rights Reserved

presented by
ワタナベマキさん
料理家。グラフィックデザイナーを経て現職に。雑誌や書籍、テレビなど幅広く活躍中。近著は『癒しの小どんぶり』(Gakken)10月8日(木)発売。「wa & _(ワンダー)」としてオリジナルの醬を企画、発売中!

photograph: Ryo Yonekura text: Kaori Hareyama

大人のおしゃれ手帖2026年10月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中! ※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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