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「どこの部屋がうるさいのかしらね」騒音注意のお知らせを見て首をかしげる隣人。だが、僕が相談した本人だと明かした結果

  • 2026.11.2

壁の向こうから聞こえる、夜中の話し声

僕が暮らすマンションの隣の部屋には、年配の女性が住んでいます。

顔を合わせれば会釈をする程度の間柄で、これまでは特に困ったこともありませんでした。

ところが、少し前から夜遅くになると、大きな話し声やテレビの音が聞こえるようになりました。

特に気になったのは、寝室の壁越しに聞こえてくるテレビの音です。

夜中のニュースや天気予報の声まで、はっきり聞こえてくるのです。

最初は「そのうち静かになるだろう」と思っていました。

しかし、何日たっても状況は変わりません。

ベッドに入っても音が気になって眠れず、朝までほとんど眠れない日もありました。

気づけば、目の下にはくまができていました。

直接お願いしようかとも考えましたが、隣同士で気まずくなるのは避けたいところです。

そこで、まずは管理会社に相談することにしました。

「夜遅くまで、隣からテレビや話し声が聞こえてくるんです。何か対応していただけませんか」

「わかりました。まずは全戸に騒音についてのお知らせを配りますね」

僕は、それで少しでも静かになればいいと思っていました。

「うちは静かなもんよ」と話す隣人

それからしばらくして、仕事から帰ると、ポストに騒音についてのお知らせが入っていました。

お知らせを確認して自分の部屋へ向かうと、ちょうど隣の女性がドアの前に立っていました。手には同じお知らせを持っています。

「あら、ちょっと。これ見た?」

女性がお知らせを見せながら声をかけてきました。

「はい。さっきポストに入ってましたね」

「どこの部屋がうるさいのかしらね。うちは静かなもんよ」

僕は返事に困ってしまいました。まさか、音のことで悩んでいる相手から、そんなことを言われるとは思わなかったからです。

女性はさらに続けました。

「最近の人は、ちょっとの音でも気になるのね。そんなに困ってるなら、直接言ってくれればいいのに」

それを聞いて、僕は少し迷いました。

ただ、ここで何も言わなければ、また眠れない夜が続くかもしれません。

「あの、実は……夜中のテレビの音、僕の部屋にも聞こえているんです」

「えっ、うちの?」

女性は驚いた様子で僕を見ました。

「はい。ニュースの声も聞こえますし、天気予報の地域の名前まで聞き取れるくらいで……」

「そんなに聞こえるの?」

「そうなんです。直接お伝えするのも迷ってしまって。管理会社に相談したのは僕なんです」

そう伝えると、女性は手元のお知らせに目を落としました。

僕は続けました。

「普段の生活音は気にならないんです。ただ、夜遅い時間だけ、少し音を小さくしていただけると助かります」

女性はしばらく黙っていました。先ほどまでとは違い、言葉を探しているように見えました。

ちょうどそのとき、エレベーターから降りてきた別の部屋の住人が、こちらをちらりと見て通り過ぎていきました。

女性は結局何も言わず、お知らせを持ったまま部屋へ戻っていきました。

気まずい思いは残りましたが、伝えたかったことは伝えられました。

すると、その夜からテレビの音はずいぶん小さくなり、遅い時間の話し声も聞こえなくなったのです。

今では朝までぐっすり眠れるようになり、目の下のくまも少しずつ薄くなりました。

直接話すのは勇気がいりましたが、感情的にならず、どのくらい音が聞こえているのかを具体的に伝えられてよかったと思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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