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「ほかの人だって置いてるでしょう」共用廊下を荷物でふさぐ住人。だが、管理会社の説明に言葉を失った瞬間

  • 2026.11.2
「ほかの人だって置いてるでしょう」共用廊下を荷物でふさぐ住人。だが、管理会社の説明に言葉を失った瞬間

玄関前の荷物で狭くなった共用廊下

私が住むマンションは、同じ階にいくつもの部屋が横に並んでいます。

私の部屋はいちばん奥の角部屋で、エレベーターを降りると、ほかの部屋の前を通らなければなりません。

以前から困っていたのは、エレベーターのすぐそばに住む男性のことでした。

その部屋の玄関前には、宅配の段ボールや傘がいつも置かれていました。ドアの横には靴まで並んでいて、通路が狭くなっているのです。

さらに、夜遅くに大きな歌声が廊下まで響くこともありました。

ある日の昼、帰宅すると、その部屋の前で傘が倒れていました。もともと荷物で狭くなっていた通路に傘がはみ出し、通りにくくなっています。

困って立ち止まっていると、ちょうど玄関のドアが開き、男性が顔を出しました。

「すみません。傘が倒れていて、通りにくいんですが…」

男性は傘に目をやりましたが、動かそうとはしません。

私は思い切って、もう少しお願いしてみました。

「ほかの荷物も、できれば中に入れてもらえませんか?」

すると、男性は面倒そうな顔をしました。

「玄関の前は、うちの場所でしょ」

「でも、ここは共用の廊下ですよね」

「ほかの人だって、たまに置いてるじゃないか」

それだけ言うと、男性はドアを閉めてしまいました。

私は仕方なく倒れた傘を端によけ、自分の部屋へ戻りました。

確かに、ほかの部屋の前にも物が置かれていることはあります。

それでも、通る人が困るほど置きっぱなしにするのは違うと思いました。

管理会社が伝えた、共用廊下のルール

その後、私は管理会社に電話をかけ、廊下の荷物と夜遅くの歌声について相談しました。

担当者によると、ほかの部屋からも同じような相談が寄せられていたそうです。

数日後の昼、エレベーターを降りると、あの部屋の前にスーツ姿の担当者が立っていました。

ちょうど男性がドアを開け、担当者と話をしているところでした。

私は少し離れた場所で足を止めました。

「廊下のお荷物について、お話がありまして」

担当者が切り出すと、男性は不満そうに答えました。

「ここ、うちの玄関の前ですよ。何が問題なんですか?」

「玄関の前でも、廊下は共用部分なんです。規約でも私物は置けないことになっています」

「でも、ほかの人だって置いてるでしょう」

「ほかの方が置いているかどうかにかかわらず、廊下には置かないようお願いしています」

担当者は手に持っていた通知を男性に差し出しました。

「こちらに記載した期日までに、室内へ移していただけますか」

男性は通知を受け取り、少し黙ってから尋ねました。

「…そんなに急いで片付けないといけないんですか?」

「通行の妨げになっていますので。以前から何件かご相談もいただいているんです」

さらに担当者は、夜間の大きな声についても気をつけてほしいと伝えました。

男性は何か言いかけましたが、結局何も言わず、通知に目を落としました。

廊下の奥では別の部屋のドアが少し開き、住人がこちらをうかがっていました。

しばらくして、男性は小さくうなずき、ドアを閉めました。

それから数日後、片付けの期限の前日には、玄関前にあった段ボールも傘も靴も、すべてなくなっていました。

夜中に大きな歌声が響くこともなくなりました。

今では、エレベーターを降りてから自分の部屋まで、荷物を避けることなく歩けています。

毎日通る場所だからこそ、安心して帰れるようになって本当によかったと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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