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コーヒーを淹れる湯は『90℃』が適温? おいしく味わうための淹れ方を聞いてみた

  • 2026.11.1

コーヒー豆を選ぶ際『浅煎り』『深煎り』という言葉を目にすることがあります。酸味や苦味に違いがあることは知っていても、自分の好みや飲み方にはどちらが合うのか、迷うこともあるでしょう。

そこで本記事では、大阪府堺市の土居珈琲に、浅煎りと深煎りの味わいの違いや選び方、おいしく淹れるポイントを聞きました。

浅煎りは酸味、深煎りは苦味を感じやすい

焙煎とは、生豆に熱を加えてコーヒーとして飲める状態にする工程です。同じ銘柄でも、どの段階で火を止めるかによって仕上がりが変わります。

画像提供:土居珈琲

土居珈琲によると、焙煎度合いは浅い順に『ライトロースト』『シナモンロースト』『ミディアムロースト』『ハイロースト』『シティロースト』『フルシティロースト』『フレンチロースト』『イタリアンロースト』の8段階に分けられるそうです。

焙煎度合い 味わい、香りの特徴 浅煎り 酸味が強調され、果実や花を思わせる華やかな香りと軽やかな口当たり。 中煎り~中深煎り 酸味、甘み、苦味がバランスよく引き出される。 深煎り 苦味が強調され、香ばしい香りとしっかりしたコクがある。

焙煎を進めることで酸味が甘みに変化し、さらに熱を加えると苦味が強くなっていくとのこと。

深煎りほど焙煎時間も長くなり、豆の色は濃く、表面には油分がにじむようになるそうです。

画像提供:土居珈琲

好みや飲み方に合わせて焙煎度合いを選ぶ

すっきりと軽い口当たりを求めるなら、浅煎りから中煎りが向いています。

一方、深煎りにも『キレのよさ』という意味でのすっきり感があり、例えばフレンチローストは苦味がはっきりしながらも、後味がスッと切れる味わいです。

飲み方、シーン おすすめの焙煎度合い 朝や気分を切り替えたい時。 浅煎りから中煎り。 カフェオレなどミルクを加える時。 苦味とコクのある深煎り。 油分の多い料理を食べた後。 苦味とキレのある深煎り。 繊細な甘みのある和菓子などと合わせる時。 酸味、甘み、苦味のバランスが取れたシティローストなど。

画像提供:土居珈琲

深煎りは苦味とコクが強いため、ミルクを加えてもコーヒーの味わいが残りやすいのが特徴でしょう。

反対に、浅煎りの繊細な酸味や香りは、濃厚なミルクを使うと隠れやすくなります。

自分の好みがまだ分からない場合は、中煎りから中深煎りの『シティロースト』や『フルシティロースト』から試すのも1つの方法です。

そこを基準に、より華やかな味わいを求めるなら浅煎り、力強さが欲しいなら深煎りへと変えていくと、好みを探りやすくなります。

湯は90℃前後が目安 焙煎度合いで調整する

コーヒーを淹れる湯は、90℃前後が目安です。

そのうえで、一般的に浅煎りは成分が出にくいためやや高め、深煎りは苦味が出すぎないようやや低めの温度が向いているといわれています。

淹れる際は、まず少量の湯を粉全体ににじませるように注ぎ、20~30秒ほど蒸らしましょう。

その後、湯を3~4回に分けて注ぎます。最初は細く、徐々に太くしていくのがコツです。

画像提供:土居珈琲

必要な量を抽出できたら、湯が残っていてもドリッパーを外してください。最後まで落とし切ると雑味が出やすくなります。

コーヒー粉10gに対して注ぐ湯は、1杯あたり160mLを目安にしましょう。

豆は焙煎日を確認し早めに密閉性の高い容器へ

豆を選ぶ際は、焙煎度合いだけでなく『いつ焙煎されたか』も確認します。

時間が経つと香りが弱まり、味も劣化していくため、焙煎日が明記されたものを選んでください。

保存方法は浅煎り、深煎りとも同じです。

『光』『水分』『酸素』から豆を守るため、購入後は早めに密閉性の高い容器へ移しましょう。土居珈琲では、焙煎から約40日以内に飲み切ることをすすめています。

画像提供:土居珈琲

焙煎度合いの違いを知ってコーヒー選びを楽しもう

浅煎りと深煎りのどちらがよいかに正解はありません。同じ豆でも焙煎度合いによって異なる味わいを楽しめます。

酸味や苦味の好み、その日の飲み方に合わせながら、自分に合うコーヒーを探してみたいですね。

[文・構成・取材/ブリジア]

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