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「お隣さん、いつ帰ってくるの?」旅行中の隣人の郵便物を預かる私。毎日のように同じ質問をしてくる近所の女性に感じ始めた違和感

  • 2026.11.1

旅行中の隣人から頼まれたこと

隣の家の人が、旅行でしばらく家を空けることになりました。

普段は道で会えば挨拶をする程度の付き合いでしたが、出発の前日、うちの玄関を訪ねてきたのです。

「留守の間、郵便物を取り込んでもらえないかしら」

「いいですよ。いつまでですか?」

「金曜の夜には帰る予定なの。お願いね」

私は快く引き受けました。

郵便受けに郵便物がたまっていると、留守にしていることが分かりやすくなります。

それから毎日、隣の郵便受けを確認し、取り出した郵便物を自宅の棚に保管するようになりました。

取り込みを始めて間もないころのことです。

郵便物を持って家に戻ろうとすると、同じ通りに住む年上の女性に声をかけられました。

顔は知っていますが、ほとんど話したことのない人です。

「あら、お隣さんの郵便?」

「ええ、頼まれているんです」

「そうなの。お隣さん、いつ帰ってくるの?」

「さあ、詳しいことはちょっと…」

隣の人の予定を勝手に話すのもよくないと思い、私は言葉を濁しました。

女性は「そうなのね」と笑い、その日はそれで終わりました。

帰宅予定を知っていた近所の女性

ところが翌日も、その次の日も、郵便受けの前で同じ女性に声をかけられました。

「今日も郵便を取りに来たのね。お隣さん、まだ帰らないの?」

「ええ、まだみたいです」

「いつごろ戻るのかしらね」

最初は何とも思いませんでしたが、毎日のように帰宅予定を聞かれると、さすがに気になってきました。

どうしてそんなに知りたいのでしょうか。私はいつも曖昧に返事をしていました。

そして、隣の人が帰ってくる前日の朝。

いつものように郵便物を取り出していると、後ろから声がしました。

「おはよう。また郵便?」

振り向くと、あの女性が立っていました。

「はい、おはようございます」

すると女性は、何気ない調子でこう言ったのです。

「お隣さん、金曜の夜には帰ってくるんでしょう?」

私は一瞬、言葉に詰まりました。

「……えっ、どうしてご存じなんですか?」

女性は私の質問には答えず、郵便物に目を向けました。

「毎朝このくらいの時間に来てるわよね。ご苦労さま」

そう言うと、軽く会釈をして歩いていきました。

私は郵便物を持ったまま、その後ろ姿を見送りました。

毎朝のことを知っているのも気になりましたが、それ以上に引っかかったのは、金曜の夜という帰宅予定を知っていたことです。

私は一度も教えていません。偶然にしては、あまりにも具体的でした。

隣の人は予定どおり、金曜の夜に帰ってきました。家の中も、出発前と特に変わったところはなかったそうです。

お土産を受け取ったとき、私は近所の女性とのやり取りを話しました。

「あの、帰ってくる日って、ほかの方にも話しました?」

「いいえ。あなたにしか話してないわよ」

「そうですか…」

それを聞いて、ますます不思議になりました。

あの女性がなぜ帰宅日を知っていたのか、今も分かりません。

それ以来、私は自分の家の予定を人に話すことにも慎重になりました。

あの女性とは今も道で会えば会釈をしますが、あの日のことを聞けずにいます。

郵便受けを開けるとき、ふと周りを確認してしまうのは、あの出来事があってからです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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