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冬のファンデが粉吹き・カサつくのはなぜ? メイクのプロが教える、乾燥崩れを防ぐ5つのコツ

  • 2026.10.31

朝はきれいに仕上がったのに、昼には小鼻のわきや口まわりのファンデが白く浮いている。冬のベースメイクで悩みの種になりやすいのが、この粉吹きとカサつきだ。原因は塗り方だけでなく、その下の肌にあることも。皮膚科医とメイクアップアーティストの解説から、メイク前の仕込みから日中のケアまで、乾燥に負けないベースメイクのコツをまとめた。(フロントロウ編集部)

粉吹きの正体は、水分を失った肌表面

米コロンビア大学アーヴィング医療センターの皮膚科医アレクサンドラ・コロミラス医師によると、肌のいちばん外側にある角層は、水分を内側に閉じ込めるバリアの役目を担っている。冬は屋外の空気が乾燥し、室内も暖房によって湿度が下がりやすい。すると肌から水分が逃げやすくなり、乾燥が進んでしまう。

乾燥した肌の表面では、古い角質がめくれたり、細かな凹凸が目立ったりすることがある。ファンデーションがそこに引っかかると、白く浮いたり、ムラになったりする原因に。つまり、ファンデーションを替えるだけでは解決しないこともある。まず整えたいのは、その下の肌だ。

仕込みは「肌が湿っているうちに」保湿する

米国皮膚科学会(AAD)は、乾燥肌のケアとして、洗顔や入浴のあと肌がまだ湿っているうちに保湿剤を塗ることを勧めている。水分を肌に閉じ込めやすくするためだ。ローションよりも保湿効果が高いクリームや軟膏を勧め、グリセリンやヒアルロン酸、ジメチコン、シアバターなどを含むものを挙げている。

アレクサンドラ医師も、乾燥に悩むなら夏に使っていたローションをクリームに替え、グリコール酸やサリチル酸、レチノールなど、刺激になりうる成分を冬は控えめにすることを提案する。洗顔料の見直しは洗顔後のつっぱりを防ぐ選び方も参考にしてほしい。

メイクアップアーティストのガブリエル・アルモドバルは「乾燥肌のうるおいを取り戻すには数週間かかることもあります」と話し、角質ケアは週1〜2回にとどめるよう勧めている。ただし、肌がひどく乾燥していたり、刺激を感じたりする場合は、無理に角質ケアを行なわないことも大切だ。

映画やテレビの現場で働くメイクアップアーティストのサジ・マックは、化粧水やエッセンスで水分を与え、ヒアルロン酸配合の美容液、保湿クリームと重ねる手順を紹介している。ファンデーションを塗る前に、肌のうるおいをしっかり整えておくことがポイントだ。

乾燥肌には、自然なツヤの「サテン仕上げ」もおすすめ

サジは、乾燥肌にはパウダーファンデーションやマットすぎる仕上がり、反対にツヤが強すぎるファンデーションを避けるようアドバイスする。おすすめは、その中間にあたる素肌のようなサテン仕上げだ。「ファンデーションの質感が乾きすぎていると、肌表面の細かな凹凸を拾ってしまいます。ツヤが強すぎて光を反射しすぎても、同じことが起きます」と説明している。

セレブのメイクも手がけるメイクアップアーティストのメアリー・アーウィンは、ファンデーションの成分表にも目を向けるよう助言する。目安になるのは、ヒアルロン酸やビタミンE、アルガンオイルといった保湿成分だ。下地から整えたい人は、乾燥する季節の保湿下地の選び方もあわせてチェックしたい。

塗る時は「こすらず、たたく」、パウダーは最小限に

仕上がりを左右するのが塗り方。メイクアップアーティストのジェニー・パティンキンは「乾燥肌にファンデーションをなめらかに塗るコツは、引っ張らずにたたくこと」と話す。お気に入りは湿らせたスポンジで、短く素早い動きでたたき込む方法だという。スポンジの扱い方はスポンジの正しい使い方で詳しく紹介している。

パウダーはつけすぎないのが基本。NYXプロフェッショナルメイクアップのマーク・アナスタシオスは、パウダーを使うなら粒子の細かいものを選ぶよう勧める。余計な質感を足さずにファンデーションの仕上がりをキープしやすいためだ。乾燥が気になる部分にパウダーを重ねすぎず、必要なところだけに使うことを意識したい。

日中の乾燥には、フェイスミストでうるおいを補給

朝のメイクをきれいに仕上げても、暖房の効いたオフィスや自宅で過ごしているうちに、肌が乾燥してくることもある。そんな時に役立つアイテムのひとつがフェイスミストだ。

メイクブラシブランド、MODAのエグゼクティブアーティストを務めるドミニク・レルマは「日中に乾燥してきたら、ローズウォーターのスプレーを手元に置いておき、肌をよみがえらせて」と話している。ミストは一時的なうるおい補給に役立つものの、すでに浮いてしまったファンデーションを元どおりに直せるわけではない点には注意したい。

また、長く過ごすオフィスや自宅の空気にも目を向けたい。AADとアレクサンドラ医師はともに、加湿器を使って室内の乾燥を防ぐことを勧めている。

冬のベースメイクをきれいに仕上げるには、ファンデーションの種類や塗り方だけでなく、土台となる肌の保湿も欠かせない。メイク前の仕込みから日中の乾燥対策まで見直して、粉吹きやカサつきの目立たない、なめらかな仕上がりを目指したい。

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