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役所広司、難民映画の上映会で「人間の底力を感じた」ケイト・ブランシェットから共演ラブコールも

  • 2026.10.31

俳優の役所広司が10月30日、第39回東京国際映画祭で開催された「ディスプレイスメント・フィルム・ファンド(DFF)」のトークショーに特別ゲストとして登壇した。会場には米俳優ケイト・ブランシェットらも出席し、紛争や迫害などによって故郷を離れた映画制作者たちの作品について語り合った。

役所は、ユニクロのチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」のコラボレーターとして参加。この日はDFFの支援で制作された短編映画5作品が日本初上映され、役所はそれぞれの作品から受け取った思いを明かした。

役所広司、アフガニスタンを描いた作品に「本当に微笑ましくて平和」

モハマド・ラスロフ監督の『センス・オブ・ウォーター』について、役所は「本当に静かで、そして男女の愛と苦悩を描きつつ、主人公の深い心の傷を浮かび上がらせる素晴らしい作品で、美しかった」と評価した。

また、シャフルバヌ・サダト監督の『スーパー・アフガン・ジム』にも言及。かつてニュースで見た戦争の傷痕が残るカブールの街を振り返りながら、「あの街で人々がダイエットのために奮闘している姿を見ると、本当に微笑ましくて平和で。そして人間の底力を感じました」と語った。

さらに、5作品を一つの映画として捉えた場合、同作が全体のバランスを取る重要な役割を果たしているとの見方も示した。

ケイト・ブランシェット「いつ一緒にお仕事できますかね

」

役所の感想を聞いたブランシェットは、「私たち、いつ一緒にお仕事できますかね」と笑顔で語りかけた。

続けて、役所のような俳優から作品への感想を聞けたことに感謝し、より多くの観客に作品を届けたいとの思いを明かした。

DFFは、ブランシェットとロッテルダム国際映画祭のヒューバート・バルス基金が共同で創設した映画制作支援基金。ユニクロも創設パートナーとして参加し、避難を余儀なくされた映画制作者や、その経験を描く映画制作者の活動を支援している。

ブランシェットは設立の経緯について、故郷を追われた才能ある映画監督たちに制作の機会を提供したかったと説明。映画制作者が自由な発想で作品を生み出せる環境の重要性を訴えた。

役所とブランシェットのやり取りからも、国境や文化の違いを越えて映画が人々をつなぐ可能性が感じられるトークショーとなった。

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