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本好きの聖地!いつか行きたい世界のアイコニックな書店おすすめ18選

  • 2026.10.30
CFOTO / Getty Images

書店という空間に特別な思いを抱いている人は、決して少なくないはず。読書家にとってはもちろん、熱心な本の虫でなくとも、書店はいつでも知的好奇心を大いに刺激してくれる。また、電子書籍が普及した現在でも、手で紙のページをめくるあの感覚は何物にも代えがたい。

ここでは11月1日の「本の日」を記念して、一度は訪れてみたい、世界各地にある美しくアイコニックな書店をリストアップ。「世界で最も美しい書店」にランクインした店もあるので、ぜひ旅程に組み込んでみてはいかが?

SOPA Images / Getty Images

レロ/ポルト、ポルトガル

1906年にオープンした書店「レロ(Livraria Lello)」は、ポルトの有名観光地のひとつで、国定記念物にもなっている重要スポット。ネオゴシック様式とアール・ヌーヴォーが調和する重厚な建築が特徴で、天窓を彩るステンドグラスや鮮やかな赤い階段、壁を埋め尽くす本棚が、訪れる人々を物語の世界へといざない続けている。

2026年6月には、ポルトガルが誇るレジェンド建築家のアルヴァロ・シザが設計した、約1000平方メートルに及ぶ新棟が誕生したばかり。現在はそこで2027年6月まで、アイ・ウェイウェイの個展を開催中。予約して出かけたい。

Anadolu / Getty Images

エル・アテネオ・グランド・スプレンディッド/ブエノスアイレス、アルゼンチン

ブエノスアイレスのレコレータ地区にある「エル・アテネオ・グランド・スプレンディッド(El Ateneo Grand Splendid)」は、1919年開館の劇場を改装した、なんともドラマチックなブックストア。かつての桟敷席や舞台、直径約20メートルのフレスコ画付きドームが今も残っており、非日常な空間が広がっている。

舞台だった場所にはカフェもあり、豪奢な雰囲気に包まれながら本を選んだり、ひと息ついたりできる。

Peeradon Warithkorasuth / Getty Images

ドミニカネン/マーストリヒト、オランダ

オランダ南部の街・マーストリヒトにある「ドミニカネン(Dominicanen)」は、13世紀のドミニコ修道会の教会の内装をいかしつつ改装し、2006年に開店。ゴシック様式の高い天井の下には3フロアにわたって本棚が並び、歴史を感じさせる荘厳な天井画や意匠と現代的な書店空間のコントラストが面白い。

かつての聖歌隊席がカフェになっており、本を買ったあとは、ぜひ建築と読書をゆっくり楽しみながらコーヒータイムを。

Sergio Hernán Gonzalez / Getty Images

シェイクスピア・アンド・カンパニー/パリ、フランス

パリ左岸、セーヌ川越しにノートルダム大聖堂を望む、英語の書籍をメインに扱うレジェンド級書店「シェイクスピア・アンド・カンパニー(Shakespeare and Company)」。オリジナルは別の場所に1919年に誕生した書店だが、現店舗は1951年にアメリカ人のジョージ・ウィットマンがオープンし、のちにその名を継いだもの。

ウィットマンの時代から、駆け出しの作家や芸術家は無料で店に宿泊できる(かわりに店の手伝いや1日1冊の読書などのルールが課せられる)という伝統が続いており、これまでにジェームズ・ボールドウィン、ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグといったそうそうたる面々がここに滞在している。

階段や棚の隙間まで本がぎっしりと並び、ボヘミアンなムード漂う店内で、作家たちを迎え入れてきた歴史を感じながら過ごしてみて。

Mauro Corso / 500px / Getty Images

アクア・アルタ/ベネチア、イタリア

イタリア語で「高潮」や「満潮」を意味する「アクア・アルタ(Acqua Alta)」を店名に冠したここは、名前のとおり高潮で店内が浸水してしまうこともあるベネチアの書店。2004年に誕生し、今では街を代表するディープな名物ショップとなった。

本は本棚だけでなく(店内に置かれた)ゴンドラやバスタブの中にも並べられ、さらに奥には水で傷んだ古書を積み上げて造ったスぺースもあり、ファンタジー映画の中に入り込んだような気分を味わえそう。店内で猫が自由にくつろいでいることでも有名なので、猫好きにもおすすめだ。

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アーク・アンド・ブック/ソウル、韓国

ソウル市内で複数の店舗を展開している「アーク・アンド・ブック(Arc n Book)」は、書店とライフスタイルショップを融合させた人気大型店で、「DAILY」「WEEKEND」「INSPIRATION」「STYLE」の4つのテーマで本をキュレーションしている。文具や生活用品も扱い、読書を軸に、暮らしやカルチャーとの出合いを提案する場として機能する。

写真は2025年、江東(カンドン)区にオープンした店舗。天井が高くゆったりとした空間にはオープンな空気が漂い、今日も多くの本好きを受け入れている。

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エル・ペンドゥーロ/メキシコシティ、メキシコ

1993年、メキシコシティのスタイリッシュなコンデサ地区で、カフェ(cafetería)と書店(librería)を合わせた「カフェブレリア(Cafebrería)」として始まった「エル・ペンドゥーロ(El Péndulo)」。

現在は市内に複数の店舗を展開しており、書籍だけでなくレコードや雑貨類も豊富に販売しているほか、ミニコンサートに新著の発表会、文学の講座なども実施している。読書とカフェタイム、芸術を一度にまとめて楽しめる文化の拠点だ。

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ザ・ラスト・ブックストア/ロサンゼルス、アメリカ

カリフォルニアやハワイに計4店を展開する「ザ・ラスト・ブックストア(The Last Bookstore)」。どの店舗もユニークだが、なかでもLAのダウンタウンにある旗艦店は、旧銀行を利用した迷宮のような空間が見もの。2005年に小さな店として始まり、現在では本と建物を巡る楽しさを届ける街のランドマークになった。

大理石の柱や金庫室(中にはヴィンテージの本がぎっしり!)が残る店内には、古書をアーチ状に積み上げた「本のトンネル」もあり、探検するように巡りたくなる。新刊・古書やレコードに加え、ギャラリースペースも点在。

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シー セッド/ベルリン、ドイツ

パンデミックのさなかの2020年、ベルリンのノイケルン区にオープンした「シー セッド(She Said)」は、女性やクィアの作家による作品、フェミニズムにまつわる作品を中心に扱う。マイノリティの人々のためのコミュニティでありシェルターでもある、心強いスポットだ。

トークイベントや朗読会、ワークショップなども催され、多様な書き手と読者たちが出会う、開かれた場となっている。スペシャルティコーヒーもいただける。

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リブレリー・アヴァンギャルド/南京、中国

南京郊外のテーマパーク、江蘇園博園(こうそえんはくえん)内にある「リブレリー・アヴァンギャルド(Librairie Avant-Garde)」は、旧セメント工場のサイロを活用したフォトジェニックな書店。店名が示すとおり前衛的かつフューチャリスティック、現代美術館を思わせる空間が、鮮烈な印象を残す。

10のサイロごとに文学や人文・社会科学、旅行、アートなどのテーマを設けており、それぞれが異なる本の世界への扉を開いてくれる。産業遺産の力強い造形と読書空間が響き合う、南京ならではの一軒だ。

南京市内の五台山にある、もともと防空壕で、その後地下駐車場になった場所をリノベーションした本店も訪れてみたい。

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リーキーズ・ブックショップ/インヴァネス、スコットランド

教会をリノベートし1979年に創業した「リーキーズ・ブックショップ(Leakey's Bookshop)」は、スコットランド最大規模の古書店。古い地図や版画なども取り扱っており、一歩足を踏み入れれば、タイムスリップ気分を味わえそう。

店の中央には薪ストーブが鎮座し、冬場はその炎が店内をほっこり暖めてくれる。落ち着いた空気のなか、薪のはぜる音を聞きながら、古書の魅力にたっぷりと浸りたくなるショップだ。

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ワード・オン・ザ・ウォーター/ロンドン、イギリス

ロンドンには、“水に浮かぶ書店”もある。リージェンツ運河にある「ワード・オン・ザ・ウォーター(Word on the Water)」は、古いオランダ製の艀(はしけ)を店舗に変身させた、唯一無二の書店。

新刊と古書が所狭しと並び、薪ストーブのそばで本を吟味することもできる。船上に設けたステージでは時おり朗読会やアコースティックライブも催され、水辺の景色と船ならではの親密な空間で、本との出会いを楽しめるユニークなショップだ。

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フィル/ウィーン、オーストリア

ブックストアとカフェが一体となった、ウェルカミングなくつろぎ空間が広がる「フィル(Phil)」は2004年オープン。ウィーンの名物マーケット、ナッシュマルクト近くに佇む。スタイリッシュなリビングルームのような店内には、書籍に加えレコードやDVDなども並び、ウィーンのカルチャーを存分に感じられる。

レトロなチェアや屋外のテラス席に座り、コーヒーやビール、朝食、ランチを楽しみながら本を選べるうえ、調度品自体も購入可能。朗読会や映画上映会も行われ、昼夜を問わず地元民の交流の場として人気を集めている。

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カルトゥレシュティ・カルーセル/ブカレスト、ルーマニア

首都ブカレストの旧市街、リプスカニ通りに立つ「カルトゥレシュティ・カルーセル(Cărturești Carusel)」は、1860年に建てられた旧銀行を修復した大型ショップ。6フロアにまたがる吹き抜けの空間には天窓から光が差し込み、なだらかなカーブを描くバルコニーや大理石の列柱、優美な螺旋階段をやさしく照らす。

最上階はビストロ、1階はギャラリー、地下はマルチメディアコレクションの展示スペースとなっている。歴史を感じる壮麗な建物と軽やかな現代のデザインが調和し、本を探しながら建築も楽しめるスポット。

VCG / Getty Images

鍾書閣/成都、中国

「鍾書閣(しょうしょかく)」といえば、一度見たら忘れられないユニークな内装がシグネチャー。上海発のこの書店チェーンは、中国各地に斬新なデザインのショップをオープンしており、そのたびに注目を浴びている。

なかでも最もアイコニックで美しいのは、四川省の成都にあるこちらの店舗。漆黒につやめく床と鏡張りの天井に挟まれ、迷宮か洞窟に迷い込んだかのような感覚に陥る。スラリと屹立する書架は、この土地にある世界遺産の灌漑施設「都江堰(とこうえん)」がインスピレーション源だそう。店舗のデザインは、同じく上海の建築設計事務所X+LIVING。

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ディエチ コルソ コモ/ミラノ、イタリア

ファッションの聖地ミラノに、編集者でギャラリストのカルラ・ソッツァーニがオープンした世界初のコンセプトストア、「ディエチ コルソ コモ(10 Corso Como)」。その存在は、ファッション好きならきっと知っているはず。

2階の書店スペースには、写真やファッション、デザインを軸に選ばれた本や雑誌が数多く並び、インスピレーションを求めてついつい長居したくなるはず。2024年のリニューアルでは、企画に応じて希少な書籍やヴィンテージ本、雑誌を展示と組み合わせたりするスペース「プロジェクトルーム」も設けられた。

NurPhoto / Getty Images

レール・デヴァガール/リスボン、ポルトガル

リスボン郊外にある「レール・デヴァガール(Ler Devagar)」は、古い印刷工場を改装した3階建ての書店。店名はポルトガル語で「ゆっくり読む」を意味するそう。カフェやワインバーもあり、会話に花を咲かせたい人も、ひとりで読書したい人も、あらゆる人を受け入れる開放的でゆったりとした空気が流れている。

独特の空間デザインも人気の理由で、旧式の大型印刷機が残り、いたるところに本が並ぶその上を、機械仕掛けの立体オブジェが飛ぶ光景は、忘れがたいものになるはず。展覧会や朗読会、パフォーマンスやワークショップなども定期的に実施。

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バーター・ブックス/アニック、イギリス

イギリス北部の街アニックにある「バーター・ブックス(Barter Books)」は、ヴィクトリア朝の旧駅舎を生かした英国有数の古書店。店名が表すように、古本の持ち込み&交換も受け付けている。

頭上を走る模型列車や壁画が目を引くノスタルジックな店内には、ガーデニングから心理学、旅にロマンスまで、あらゆるジャンルの書籍約35万冊が並び、大人も子どもも本選びに夢中になれそう。鋳鉄の暖炉を備えたカフェや、アイスクリームパーラーも併設している。

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