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「なんとなく可愛い」で選ぶのは絶対NG。プロに学ぶラグ選びの鉄則

  • 2026.10.29
AshtonForDesign / Audra Rhodes

インテリアのプロに尋ねれば、誰しもが「ラグこそが部屋の基盤をつくる」と答えるはずだ。ラグはそれほどに、住まいに色や柄、そして素材の質感を取り入れて様々なスタイルを試す絶好のチャンスを与えてくれる。

ひと目で気に入ったデザインやパターンに飛びつきたくなる気持ちも分かるが、専門家によれば、ラグ選びで真に考慮すべき重要な要素はほかにもあるという。そこで、ラグ探しのプロセスを少しでもストレスを感じることなく進められるよう、プロのインテリアデザイナーたちに一押しのコツやテクニックを教えてもらった。

リビングルームに最適な一枚を探している、ダイニングスペースの脇役を選んでいる、いずれにせよプロお墨付きのアドバイスを参考にすれば、ありがちな失敗を回避し、空間の格をグッと引き上げるベストな選択ができるはずだ。US版「グッドハウスキーピング」より。

Elijah Hoffman

ラグを購入する前にやるべきこととは?

何よりも重要なのは、サイズを見極めること

ラグのサイズを測る際には、いくつもの要素を考慮する必要がある。ラグと壁の間にどれくらいのスペースを残すか? 所有している家具がすべてラグの上に収まるか? あるいは、配置の妨げになるような部屋の特徴(柱やドアの開閉スペースなど)はないか?

「ラグは空間のベースとなり、部屋全体に落ち着きを与える存在です。会話を楽しむエリアを区切ったり、色や素材の質感をもたらしたり、すべての家具を視覚的につなぎ合わせる役割を果たします」と、デザイナーのケリー・ケリーは語る。

「ですが、何よりも大切なのはスケール感です。お気に入りのラグを購入する前に、必ず選ぶべきサイズを認識してください。適切なサイズのラグとは、家具の下に何かが敷いてあるという見え方ではなく、家具全体をゆったりと受け止める背景であるべきだからです。迷ったときは、少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。スケール感がぴったり合っていれば、部屋全体に統一感が生まれ、より洗練された印象に仕上がりますよ」

自分の部屋にぴったりなラグのサイズがよく分からないという場合もご安心を。以下に計測の裏ワザやコツをまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。

AshtonForDesign / Audra Rhodes

収まる限界まで大きなサイズを割り出す

ラグを壁際ぴったりに敷き詰めるのは避けたいところだが、かといって部屋に対して小さすぎるのも考えものだ。デザイナーたちが推奨するのは、空間に収まる範囲で最も大きなサイズを選ぶこと(適度な抜け感をつくるため、各辺に適度な余白を残すのがポイントだ)。

「よくある間違いは、小さすぎるラグを選んでしまうことです。理想を言えば、すべての家具の脚がラグの上に収まるのがベストですが、少なくともソファの前脚2本は乗るサイズを選びましょう」と、デザイナーのローラ・ホッジスは助言する。

「小さすぎるラグは部屋の中でぽつんと浮かぶ孤島のようになってしまいますが、大きめのラグなら空間全体がまとまり、意図された美しいインテリアに仕上がります」

Stockah//Getty Images

素材の特性を熟知する

人通りの多い場所に敷くラグには合成繊維も選択肢となり得るが、天然繊維ほど耐久性が高くないケースも少なくない。環境に優しく、末永く愛用できる一枚を求めるなら、ウールやジュート、オーガニックコットンなどを検討してみよう。ただし、これらの素材は手入れに少々手間がかかる場合がある。

「好みのデザインを選ぶのはもちろん大切ですが、そのラグがどのように作られているか、どんな繊維が使われているのかを知っておくべきです。たとえばウールとシルクでは、見た目や肌触りはもちろん、お手入れの方法も全く異なります。選択肢は非常に多岐にわたるからこそ、どんな可能性があるのかと同時に、どうケアすべきかを把握しておくことが大切なのです」と、デザイナーのデリア・ケンザは語る。

severija//Getty Images

プロが実践するサイズ問題解決の裏ワザ

インテリアデザインのように感覚的な要素が絡む作業では、サイズを測るのも言葉ほど簡単ではない場合が多い。ここでは作業をずっと楽にしてくれるデザイナーお気に入りのコツやテクニックを紹介しよう。

<マスキングテープを活用する>「床に直接ラグのサイズを枠取りするのに、マスキングテープは非常に効果的な方法です。購入前に家具や動線との兼ね合いを視覚的にイメージしやすくなりますよ」とケリーはアドバイスする。

<「3分の1の法則」を取り入れる>デザイナーたちによれば、ダイニングルームのラグのサイズ計測は少し念入りに行う必要があるという。部屋を3等分に分け、中央のセクションを覆えるサイズのラグを選ぶのがコツだ。ただし、すべての椅子が引いた状態でしっかりラグの上に収まっていることを確認してほしい。「食事の際に、椅子の脚がラグの端に引っかかることほど不快な体験はありません」とフォードは語る。

<同じ面積のクラフト紙を敷いてみる>ラグを敷いたときのイメージをよりリアルに掴みたいなら、このテクニックがおすすめだ。「クラフト紙を使うと、実際の配置をマップのように描いてイメージしやすくなります」とデザイナーのベス・ダイアナ・スミスは言う。紙を広げてみるだけで、検討中のラグが空間にどう収まるかが一目瞭然となる。

<先に家具の配置を決定する>「サイズを測る前に、普段の生活習慣に合わせて家具を配置してください。その配置が実生活に即していればいるほど、動線を妨げることなく見た目も美しく収まるラグを選ぶことができます」とケリーはアドバイスする。

Kinga Krzeminska / Getty Images

滑り止めシートも一緒に購入する

ラグの購入時には見落とされがちな滑り止め下敷きシートだが、デザイナーたちによれば、投資するだけの価値は十分にあるという。「ラグのズレを防ぐだけでなく、ラグ自体の寿命を延ばすのにも役立ちますよ」と、アシュトン・フォー・デザインのアシュトン・フォードは語る。

Liudmila Chernetska / Getty Images

安全面への配慮をお忘れなく

ラグの畳みグセなどで床から浮いた部分があると、つまずいてしまうことがあるとデザイナーのメアリー・アン・スマイリーは指摘する。「ラグは空間に温もりや質感、スタイリッシュな魅力、そして活気をもたらしてくれる存在です。ですが、何より知っておくべきことは、足元に敷くものはすべて滑りや転倒の原因になり得るということです。そのため、私たちは何よりもまずそうした危険を最小限に抑えなければなりません」

Original Text: MONIQUE VALERIS, LAURA MILLAR

>>US版『Good Housekeeping』のオリジナル記事はこちら

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