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「何を考えてるのか分からない」幼稚園でほかの保護者のうわさを広めるママ友。だが、本人からの突然の問いかけに言葉を失う

  • 2026.10.31

世話焼きだと思っていたママ友

子どもが通う幼稚園に、いつも誰かと楽しそうに話しているママ友がいました。

顔が広く、園のことにも詳しい人だったので、最初は面倒見のいい人なのだと思っていました。

ところが、付き合ううちに気になることが出てきました。

ほかの家庭の事情を、本人がいないところでよく話すのです。

「あそこのお姉ちゃん、受験したけど受からなかったんですって。かわいそうにね〜」

心配しているような口ぶりでしたが、私は聞くたびに居心地の悪さを感じていました。

家庭の事情を、本人の知らないところで話題にするのはどうなのだろうと思っていたのです。

ある日の昼、幼稚園のお迎えを待っていたときのことです。

門の近くで、そのママ友がほかのママたちと話していました。私も近くにいたので、自然と会話が耳に入ってきました。

「ねえ、ちょっと聞いて。隣のクラスのあの子のお母さんなんだけど」

ママ友は少し声を落として話し始めました。

「あのお母さん、あまり話さないのよね」

「そうなんだ?」

「ほかのママたちともあんまり話さないし、どういう人なのかよく分からないのよ」

それだけなら、単なる印象の話だったのかもしれません。

ところが、ママ友はさらに話を続けました。

「何を考えてるのか分からないから、ちょっと気をつけたほうがいいかもね〜」

うしろから聞こえた静かな声

私はその言葉を聞いて、嫌な気持ちになりました。

実は、話題になっていたお母さんの子どもは、うちの子とよく一緒に遊んでくれる子だったのです。

以前、園庭でうちの子が転んだときも、すぐに駆け寄って服についた砂を払ってくれたことがありました。

そのお母さんとはあまり話したことがありませんでしたが、だからといって、何か問題があるように言うのは違うと思いました。

「でも、別に話さないからって……」

私がそう言いかけたときです。

「すみません。今の、私のことですか?」

うしろから声が聞こえました。

振り向くと、話題になっていたお母さんが立っていたのです。

いつから近くにいたのかは分かりません。ただ、会話の一部は聞こえていたようでした。

ママ友は驚いた顔で振り返りました。

「えっ、あ、いや…」

さっきまでよくしゃべっていたのに、急に言葉が出なくなった様子でした。

すると、お母さんは落ち着いた口調で言いました。

「私のことで何か気になることがあれば、直接聞いてくださいね」

「あ……すみません」

ママ友は小さな声で答えました。

周りにいたママたちも気まずそうな表情を浮かべ、会話はそこで途切れました。

その後は、みんなそれぞれ子どものところへ向かっていきました。

あの日以来、私自身もママ友との距離を少し置くようになりました。

お迎えのときに顔を合わせれば挨拶はしますが、ほかの家庭のうわさ話には加わらないようにしています。

一方、私はあの日から、そのお母さんに自分から声をかけるようになりました。

「いつもうちの子と遊んでくれて、ありがとうございます」

「こちらこそ。うちの子も、いつもお宅の子の話をしていますよ」

そう話していると、園庭のほうから子どもたちが手をつないでやってきました。

実際に話してみると、そのお母さんも気さくな人でした。

人づての話や、少し離れたところから見た印象だけで、誰かを判断してはいけないのだと感じた出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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