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最終回まで見るべき「秋ドラマ」8選! 『会社員』『南田南弁護士は天才肌』と…【ドラマライター厳選】

  • 2026.10.30

 

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

各テレビ局で、主要な秋ドラマの初回が放送を終えました。さまざまなジャンルの作品が放送され、どのドラマを見たらいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか? そこでこの記事では、全てのドラマを視聴している元テレビ局スタッフのドラマライターが厳選した、“最終回まで見るべき”8本の作品を紹介します。
 
なお、7月26日からスタートしている『VIVANT』(TBS系)第2シーズンと、放送期間が長いNHK連続テレビ小説『ブラッサム』は除外しています。

続々と生まれる謎に考察が止まらない『LOST10』

1本目は、視聴率・見逃し配信ともに好調な、横浜流星さん主演の『LOST10』(TBS系)です。同作は、登山ツアー中に起きた遭難事故を舞台に、保険金詐欺なども絡んだヒューマンサスペンス・エンターテインメント作品。映画『国宝』でも横浜さんとタッグを組んだ脚本家の奥寺佐渡子さんをはじめ、同局で『最愛』など名作を生み出してきた塚原あゆ子監督・新井順子プロデューサーといった、豪華な制作陣がそろったドラマとなっています。

見どころは、視聴者が考察したくなる緻密なストーリー構成です。保険金詐欺が関係し、遭難事故で死亡した登場人物が殺された可能性が浮上。救出されたツアー参加者が少ない上に証言が食い違うなど、次々と謎が生まれます。
 
難解な事件に挑む主人公の刑事・小駒瑛斗と、小栗旬さん演じるフリーの保険調査員・直司の少し変わったバディーとしての捜査も魅力。ほかの出演者も豪華で、見逃せない作品となっています。

2本目は、吉田羊さんが主演を務めるNHKドラマ10『会社員』です。同作は、2022年にNHKが立ち上げた脚本開発チーム「WDRプロジェクト」の新作で、安達祐実さん主演の名作ドラマ『3000万』に続く第2弾ドラマです。大手企業で起きたパワハラ・セクハラを題材としたオフィス・サスペンスで、勝ち気な完璧主義者の幹部候補・宮木英理子が主人公。会社組織に潜むハラスメントの実態がリアルに描かれ、見ごたえある作品となっています。

注目は、ハラスメントを受けるのが、加藤清史郎さん演じる男性社員というところです。ドラマや映画では女性社員が被害に遭うハラスメントが多い中で、珍しい作品となります。英理子はハラスメントをもみ消したことで脅迫を受け、人としての正義を問われる場面も……。男性中心となる会社組織のいびつさも描かれ、深みのあるストーリーとなっています。

神戸尊が再登場! 相棒のバトンが渡される『相棒』にも期待

3本目は、芦田愛菜さん主演の『南田南弁護士は天才肌』(カンテレ・フジテレビ系)です。同作は、世界的にヒットした韓国のドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の日本版リメイク作。芦田さんは、自閉スペクトラム症(ASD)の新人弁護士・南田南を演じています。

作品の見どころは、なんといっても芦田さんの神がかった演技力です。自閉スペクトラム症の弁護士という難役を、繊細な表情の作り込みや独特の所作で丁寧に表現しています。原作ドラマへのリスペクトを保ちつつ、リメイク作としてのオリジナリティーもうまく融合。ストーリーも分かりやすく見やすいドラマなので、幅広い世代におすすめです。

4本目は、人気シリーズの最新作となる『相棒 season25』(テレビ朝日系)です。水谷豊さんが主演を務め、国民的人気を誇るドラマシリーズの『相棒』。「season25」では、初回拡大スペシャルから、現職総理大臣を巡る国家レベルの危機を描く壮大なストーリーが展開されました。

安定した面白さの『相棒』ですが、シーズン中に寺脇康文さん演じる亀山薫から、及川光博さん演じる神戸尊へ“相棒のバトン”が渡されることが決定。どんな形で相棒のチェンジが行われるのか注目です。5本目は、石原さとみさんが主演を務める『ポリティカルパン』(フジテレビ系)です。同作は、架空の国・ニッポニアを舞台に、石原さん演じる女怪盗・如月弥生がダークな政界の金を奪い取る怪盗エンターテインメント。脚本は人気作家の野木亜紀子さんで、石原さんとは名作『アンナチュラル』(TBS系)以来、約8年ぶりにタッグを組んでいます。

見どころは、政界の中枢に切り込むスリリングな脚本です。弥生は、河合優実さん演じる華麗なる政治家一族の娘・小早川雅を利用し、政界への潜入を達成します。政治家や秘書たちを相手に“ダークな政治の金”を探るのですが、単なる泥棒ドラマになってはいません。作中では、政治家たちへの痛烈な批判や風刺も展開され、これまでのドラマにないストーリー展開となっています。日本の政界に通じるような描写もあり、新感覚の政治エンタメ作品として見どころ満載です。

前作が大反響! 変わらぬ面白さの『波うららかに、めおと日和』

6本目は、芳根京子さんが主演を務め、本田響矢さんが共演する『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)です。西香はちさんの同名漫画が原作の同作は、2025年4月期に第1作を放送。主人公の江端なつ美と帝国海軍に勤める夫・江端瀧昌のういういしい新婚生活を描き、大反響を呼びました。

今回は、なつ美と瀧昌が結婚2年目となった昭和12年が舞台。相変わらず愛らしい2人の結婚生活が描かれ、安定感のある癒し系ドラマとして大人気です。そんな『波うららかに、めおと日和』では、小関裕太さん演じる瀧昌の同僚・深見龍之介の妻となる芙美子を演じるキャストが変更となっています。前作で芙美子を演じた山本舞香さんが出産に伴い出演を辞退し、代わりに生田絵梨花さんが新キャストとして登場。続編では、深見と芙美子の結婚や新婚生活も描かれ、胸キュン度がアップしたストーリーとなっています。7本目は、上白石萌音さんが主演を務める『いろはの恋は時代(とき)をかける』(TBS系)です。同作は、令和の小学校教師・梨木彩葉に、江戸時代を生きるいろはの魂がタイムスリップしてしまう、300年の時を越えたロマンティックコメディー。上白石さんが、おとなしい性格の彩葉と、勝ち気な江戸っ子のいろはを一人二役で演じ分けています。

見どころは、保護者からのクレームや業務に追われ、疲弊する現代の教師たちの姿がリアルに描かれているところです。学問を教えてくれる先生は尊い存在だと考える江戸娘のいろはが、自己中心的な保護者や生徒と対峙(たいじ)する姿を楽しめるストーリーとなります。
 
彩葉の同僚教師・一ノ瀬生琉を演じる、Snow Manの向井康二さんの演技にも注目です。理想と現実のギャップに葛藤を抱える若手教師の生琉を、向井さんが自然体の演技で表現。いろはとのコンビネーションもよく、クライマックスまでドラマを盛り上げそうです。

そして最後に紹介するのは、黒崎煌代さんと鳴海唯さんがダブル主演を務める『赤灯えれじい』(テレビ東京系)です。同作は、きらたかしさんの同名漫画が原作で、連載終了から約20年の時を経て実写ドラマ化。大阪が舞台となり、金髪ヤンキー娘とヘタレ青年の純愛を描くラブコメディー作品です。黒崎さんは、実家暮らしで無職な上に、根っからのヘタレな柳川智史を担当。鳴海さんは、金髪で気が強くけんかっ早いものの、ピュアでかわいらしいヤンキー娘の秋山智子を好演しています。
 
見どころは、若手実力派である黒崎さんと鳴海さんのリアルな掛け合いです。特に、鳴海さんは劇中で関西弁を駆使して大暴れするシーンが多数登場。大阪のヤンキー娘をリアルに表現し、高い演技力を披露しています。

ここまで紹介した8本は、TVerをはじめ各配信サービスで視聴することが可能です。面白いドラマばかりなので、ぜひ気になった作品をイッキ見して、秋の夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文:ゆるま 小林

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