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南大阪の地域医療を支える近大病院に、治療の不安を和らげる「ARどうぶつえん」導入

  • 2026.10.29

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実寸大の動物が画面上に現れるイメージ[/caption]

大阪府堺市の近畿大学病院と神奈川県横浜市のSTARIUMは、AR(拡張現実)技術を活用し、入院中の子どもたちをはじめ、通院する患者や面会に訪れた家族に動物との出会いを届ける「ARどうぶつえん」を常設導⼊する。運用は12月下旬から開始予定だ。

アレルギーや感染症のリスクなく、治療の不安を軽減

近畿大学病院は、STARIUMと連携し、患者の治療中の不安や緊張を和らげる新たな療養環境の整備を目的に、「ARどうぶつえん」を常設導入する。

通院や入院により、外出や日常生活を制限される子どもたちは、孤独感や検査・治療への恐怖といった強いストレスを感じやすくなる。

今回の「ARどうぶつえん」導入により、アレルギーや感染症のリスクなく、画面越しに実物大の動物たちが現れる臨場感あふれる体験を届けることで、子どもたちの治療中の不安や緊張の軽減を目指す。

「ARどうぶつえん」はこれまでに、全国の医療機関や特別支援学校などで導入されており、今年3月からは横須賀市立総合医療センターで常設運用されている。導入を支える仕組みとして、地域の企業・団体が費用を負担する「ARどうぶつえん こどもサポート」がある。

近畿大学病院での導入は12月下旬より、小児病棟、小児外来エリアや院内の情報コーナーへ順次実施予定だ。今後も先端技術を積極的に取り入れ、患者とその家族に寄り添った質の高い医療ケアと安心して過ごせる環境整備を推進していくという。

旭山動物園監修による「ARどうぶつえん」

「ARどうぶつえん」は、世界的な人気を誇る北海道旭川市の旭山動物園による監修のもと、現実には存在しない場所や空間に、リアルな実寸大の動物たちを出現させるAR(拡張現実)技術を活用したサービス。

SoVeC(ソベック)のVisual Positioning System(※1)技術で日常空間にAR(拡張現実)を表示させるロケーションベースARアプリ「XR CHANNEL」(※2)を活用したリアルな表現により、スマートフォンを通じて、まるで目の前に動物がいるかのような非日常的な体験を創り出す。スマートフォンやタブレットを活用した新たな学びの機会や枠組みが構築される可能性が評価され、2024年度グッドデザイン賞を受賞した。

全国の病院・特別支援学校等でのイベントや常設導入を通じて、「笑顔が増えた」「落ち着いた様子を見せてくれるようになった子どももいた」「動物をきっかけに会話が生まれた」といった声が現場から寄せられているという。

「ARどうぶつえん こどもサポート」について

「ARどうぶつえん こどもサポート」は、地域に根ざした企業・団体がスポンサーとして参画することで、医療機関への導入・運用費用を全額負担する仕組みで運営される。

施設内やアプリ内には、スポンサー企業・団体の名称やロゴを掲示し、地域の患者やその家族を支える取り組みに参画していることを、医療現場と地域社会の両方に伝えることができる。

南大阪の地域医療を支える近畿大学病院では、旭山動物園監修の「ARどうぶつえん」が近畿大学病院の患者とその家族へ届く、この地域連携型の枠組みに参画する企業・団体からの相談を受け付けている。業種・規模は問わないが、取り組みの主旨と異なる企業・団体からのサポートについては、断る場合がある。問い合わせはSTARIUM広報担当まで。

外出や日常生活を制限される治療中の子どもたちの不安や緊張の軽減をめざす、近畿大学病院とSTARIUMの取り組みに注目してみては。

■近畿大学病院 ARどうぶつえん 概要 開始時期:12⽉下旬予定 導入場所:近畿⼤学おおさかメディカルキャンパス 2号館(診療棟)小児病棟、1号館(外来棟)小児外来エリア、院内の情報コーナーへ順次実施予定 所在地:⼤阪府堺市南区三原台1丁14番1号 アクセス:南海泉北線 泉ケ丘駅から徒歩約6分 対象:近畿大学病院の通院・入院生活を送る患者とその家族

ARどうぶつえんHP:https://www.arzoo.jp

※1:現実世界のデジタルツインとなる3Dマップ(3Dメッシュ)と、スマートフォンやスマートグラスに搭載されたカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む高精度な位置情報を特定する技術。 ※2:SoVeCが開発した、VPS技術を活用した国内初の3DマップARアプリ。スマホのカメラ画像から位置情報を認識するVPS技術で、空間の奥行きを活かした臨場感のあるARコンテンツを表示する。

(yukari)

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