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「偽物も多いから気をつけなよ〜」母から譲られたバッグを疑うママ友。だが、幼稚園の門前で隣のママが返した一言

  • 2026.10.29

人の持ち物を値踏みするママ友

子どもが通う幼稚園では、お迎えの時間になると、同じクラスのママたちが門の前に集まります。

私もその輪に入って、ほぼ毎日顔を合わせていました。

その中に、人の服や持ち物によく目を留めるママ友がいました。誰かが新しいものを身につけていると、すぐに声をかけてきます。

「それ、アウトレットで見たよ!」

「そのコート、プチプラだよね。私も買おうか迷った〜」

本人に悪気があるのかは分かりません。ただ、値段や買った場所を探られているようで、言われた側が困った顔をすることもありました。

私も何度か、笑ってやり過ごしたことがあります。

ある日、私は母から譲り受けたバッグを持って、お迎えに行きました。

母が大事に使い、私にも大切にしてほしいと渡してくれた、少し上等なバッグです。

前の週、いつも近くに立つママにだけ、母のお下がりだと話していました。

バッグを疑われたそのとき

その日の夕方、門の前で顔を合わせると、例のママ友が私のバッグをじっと見ました。

「あれ、今日なんか雰囲気違うね」

「そうかな」

私が答えると、ママ友はバッグを指さして笑いました。

「それ本物?最近はほんとによくできてるらしいからさ」

突然の言葉に、何と返せばいいのか分かりません。しかも周りのママたちに聞こえる声です。

「偽物も多いから気をつけなよ〜」

母から受け取ったときのことが頭に浮かびました。バッグの持ち手を握ったまま、私は黙ってしまいました。

すると隣にいたママが、私のバッグに目を向け、周囲にも聞こえる声で言いました。

「あ、そのバッグ、お母さんから譲ってもらったって言ってたよね。すごくきれいだし、素敵だね」

そのママには前の週に話していたので、事情を知っていたのです。私がうなずくと、近くにいたほかのママたちも口を開きました。

「本当だ、すごく似合ってる」

「お母さん、物を大事にする人なんだね」

バッグを褒めてもらえたこともうれしかったのですが、それ以上に、母が大切にしてきたものをそのまま受け止めてもらえた気がしました。

ママ友は少し言葉に詰まったあと、「ふーん、そうなんだ……」と短く返しました。

さっきまでの笑顔はこわばり、それ以上バッグのことには触れませんでした。

やがて子どもたちが園舎から出てくると、そのママ友は自分の子の手を引いて先に帰っていきました。

それ以来、ママ友が私の持ち物について何か言ってくることはなくなりました。私は今も母のバッグを以前より丁寧に手入れしながら、大事に使い続けています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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