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「普段着はいらないんだけど」渡したおさがりに文句を言うママ友。数日後、フリマアプリで見つけた見覚えのある服

  • 2026.10.29

会うたびに服をねだるママ友

娘が通う保育園には、夕方のお迎えで顔を合わせるたびに声をかけてくるママ友がいました。

娘と同じクラスの女の子のお母さんです。

「もう着ない子ども服あるでしょ?ちょうだい!」

着られなくなった娘の服は押し入れにたまっていました。

捨てるより使ってもらえたほうがいいと思い、シミのないものを選んで洗い直し、紙袋に詰めて渡しました。

「ありがとう、助かる〜」

最初は喜んでもらえて、私もうれしかったのです。

ところが、それからは会うたびに服を催促されるようになりました。

少し気になりながらも、季節が変わるたびにおさがりを用意していました。

ある日の夕方、保育園の門の前で紙袋を差し出すと、ママ友は受け取る前に袋の口を広げて、中をのぞき込みました。

服を何枚かめくったあと、不満そうに言ったのです。

「ブランドものの服ないの?普段着はいらないんだけど」

思いがけない言葉に、私は返事ができませんでした。

「前のも無地ばっかりだったじゃない。次はもっといいのにしてよ」

ママ友はそのまま手を差し出しました。戸惑いながら紙袋を渡すと、お礼も言わずに帰っていきました。

フリマアプリで見つけた娘の服

数日後の夜、私はフリマアプリで子ども服を眺めていました。

そこで目に入ったのは、見覚えのあるワンピースでした。

袖には、娘が気に入って付け替えたボタンがついています。

出品者のページを確認すると、私が渡した服が何着も並んでいました。

あのときブランドものを欲しがったのも、売るためだったのでしょうか。

そう考えると、何度も服を用意していた自分がむなしくなりました。

次の週の夕方、保育園の門の前で、ママ友がまた声をかけてきました。

「ねえ、また服ちょうだい。今度はブランドもの、ちゃんと入れてきてね」

私は紙袋ではなく、バッグから携帯電話を取り出しました。

フリマアプリの出品ページを開き、ママ友に画面を見せます。

そして、笑顔でこう返しました。

「フリマアプリで売られちゃうなら、自分で出品しようと思って」

ママ友は画面を見つめたまま、言葉に詰まっていました。顔が赤くなっていきます。

「あ、それは……違うの、えっと」

「このワンピース、袖のボタンを娘が付け替えたものなの。すぐ分かったよ」

そう伝えると、ママ友は画面から目をそらし、背を向けて帰っていきました。

少し離れたところでお迎えを待っていたお母さんたちも、不思議そうにその背中を見ていました。

それ以来、ママ友に服を催促されることはなくなりました。

残っていたおさがりは、子ども服を探していた知り合いに譲りました。

「こんなにきれいなの、本当にもらっていいの?」

知り合いはそう言って、紙袋を大事そうに抱えて帰っていきました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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