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「同居してきた私へのご褒美みたいなものよ」祖父の死後、家も車も新しくした叔母。弁護士が示した口座記録に言葉を失った

  • 2026.10.29

改装した居間で見せた得意顔

夫の祖父は、義母の弟である叔父の家族と一緒に暮らしていました。

祖父が亡くなってから、叔父の妻である叔母の暮らしぶりが急に変わったのです。

家を改装し、新しい車を買い、息子にはマンションまで買ってあげたと聞きました。

義母には祖父のお金について何の相談もなく、私も夫も気になっていました。

ある日の昼、夫と叔父の家を訪ねると、叔母は改装した居間へ案内してくれました。

広くなった部屋で、壁や床を示しながら得意そうに話します。

「床も壁も全部やり替えたのよ。明るくなったでしょう」

私たちがあいまいにうなずくと、叔母はさらに声を弾ませました。

「車も新しくしたの。せっかくだから、いちばんいいのにしたわ」

祖父のお金を使っているのではないか。そんな疑いは強まりましたが、この時点では何も確かめられていませんでした。

その後、遺産について話し合うことになりました。

義母が祖父のお金をどうしたのか尋ねると、叔母の表情が変わりました。

「お義父さんの面倒を見てきたのは私よ。何もしてない人に、とやかく言われたくないわ」

隣にいた叔父は、黙ってうつむいていました。叔母は肩をすくめ、こう続けました。

「同居してきた私へのご褒美みたいなものよ」

祖父と同居し、面倒を見てきたことへの思いはあるのでしょう。それでも、相談もなく祖父のお金を使っていい理由にはならないはずです。私は返す言葉が見つかりませんでした。

弁護士が机に広げた記録

義母はその後、弁護士に相談しました。

弁護士は祖父の口座の取引記録を取り寄せ、改めて話し合いの場が設けられました。

場所は弁護士事務所の会議室です。

叔父と叔母の向かいに、義母と私たち夫婦が座りました。叔母は腕を組み、不満そうに口を開きました。

「何度話しても同じよ。使ったものは返せないんだから」

弁護士は机の上に記録を広げ、落ち着いた声で説明を始めました。

「亡くなる前後に、多額のお金が引き出されています。まずは何に使われたのか、確認する必要があります」

叔母は記録に目を落としました。

「それは、生活に必要だったから…」

「生活費として使われた分もあると思います。ただ、個人的な支出が含まれているのであれば、返還についても検討しなければなりません」

弁護士の説明が終わると、義母が叔母をまっすぐに見つめました。

「ご褒美だったんでしょう。それなら、もう受け取ったということね」

叔母は何か言いかけましたが、言葉が続きません。組んでいた腕をほどき、目の前の記録を見つめていました。

隣の叔父も深くうつむき、義母は静かに息をつきました。

その場でお金の問題がすべて解決したわけではありません。それでも、曖昧なままにせず、記録をもとに話し合えるようになったことに、私は少しほっとしました。

帰り道、夫がぽつりと言いました。

「おじいちゃんも、やっと、ちゃんと見てもらえた気がする」

夫の言葉に、私は静かにうなずきました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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